新しく開館してから1年が経った小諸図書館では、

利用者の意見を参考に図書館のさらなる改善点を考えようと、

市民懇談会を行っています。

先月に続き、2回目の市民懇談会「図書館の未来(これから)」が、

15日(水)、ステラホールで開かれました。

 

第2回図書館市民懇談会 「図書館の未来(これから)」は、

市民との意見交換から、小諸図書館のこれからの運営方法や

改善点を考えようと開催され、市民などおよそ15人が参加しました。

 

参加者には、今年度から10年間の

小諸市の長期財政試算書が配布されました。

 

 

森泉浩行館長は、厳しい市の財政状況を説明した上で、

図書館を民間企業に委託運営する方法を紹介し、

「おしゃれな店内で人が集まりやすくなるかもしれないが、地域に特化した資料が少なくなる」と

委託運営のメリットとデメリットについて述べました。

 

意見交換では、特に職員の異動について不安の声が数多く寄せられました。

 

 

 

他にも、運営をボランティアでサポートする制度の提案や、

病院が完成し、見舞い客などの利用者が増えた場合、

今の職員の数で足りるのかなどといった具体的な意見が出されました。

 

森泉館長は、意見を実現化するためには、

参加者のサポートが力になると話しました。

 

次回の市民懇談会は10月に予定していますが、

小諸図書館では、市民に発信したい情報があれば、

こうした意見交換の場を随時設けたいとしています。