小諸市教育委員会では、
この度、古文書を保管、調査する拠点として
「小諸市古文書調査室」を
市内大手の旧臨時図書館の一部に開所しました。
これに伴い、4日(水)には、開所式が行われました。
今回開所された「小諸市古文書調査室」は、
古文書の収集、整理、保管、調査研究などの作業を
一体的に行う拠点となります。
これらの作業は、これまで、
現在休館中の小諸市郷土博物館で行われてきましたが、
空調設備がなく老朽化した館内は雨漏りがあるなど、
古文書の保存に不向きだったため
資料の劣化が懸念されていました。
市立小諸図書館の完成に伴い、
去年8月に閉館し市が後利用を検討している旧臨時図書館は、
エアコンや可動式の書庫があり、
文書保管には最適な環境となっています。
そこで市と教育委員会では、後利用の方針が決まるまで、
一部を「小諸市古文書調査室」として
活用することにしました。
現在、調査室に保管されている古文書は
市が所有しているものや、市民から寄せられたものなど
段ボール箱およそ250箱分です。
今後、古文書調査室では、
斎藤室長を中心に嘱託職員1人とボランティア3人が
古文書の目録づくりや、調査を進める他、
市民向けの古文書解読講座や歴史を語り合う講座などを
開いていきたいとしています。