今月に入ってからのあたたかな陽気で、

市内では様々な花が見頃を迎えているようです。

市内菱平にある「きのこの森」。

この敷地内で花をつけているのが「御衣黄」です。

御衣黄は八重桜の一種で、その花の色が緑色であることから

「緑の桜」として知られています。

きのこの森周辺の道路沿いでは、

今年は先月29日頃から少しずつ花をつけ始めました。

例年に比べると一週間ほど早い開花で、

開花後数日のあたたかな陽気で

ここまで一気に咲き進んだそうです。

この一帯には、合計17本の御衣黄が植えられていて、

日当たりの良い場所から順番に花が開いていっています。

ここで花を咲かせている御衣黄には大きく分けて2種類。

濃い緑色のものと、淡い緑色のものです。

濃い方の花は、これから日を追うごとに赤く変わっていき、

薄い方の花は、次第に桃色になっていくといいます。

色を変えながらも比較的長い間花を楽しめるというこの御衣黄。

きのこの森では、今月20日ごろまでが

見頃になりそうだということです。

 

一方、市内では続々とりんごの花も咲き進んでいます。

りんごの花が咲き始めると、

真っ先に行われるのは「摘花作業」です。

こうして花を間引いていくことで、

大きくて味がしっかりとした実をつけるようになるそうです。

市内松井にある大池農園でも、現在りんごの花が見頃となり、

摘花作業が進められています。

大池農園では、今年は花の付きが例年よりも10日ほど早く、

先月末からこの摘花作業を始めました。

この道30年の大池さんでも、

一日に2本分の木の摘花を終えられれば良いペースだといいます。

春の風物詩、りんごの花は、

この摘花作業が終盤を迎えるまで、

もうしばらく楽しめそうです。