映画「男はつらいよ」の主演俳優、

渥美清さんがこの世を去ってから、

4日で丸18年となりました。

渥美さんを偲んで、

3日(日)には、献花式が行われました。

この献花式は、小諸を寅さんで盛り上げようと活動している

コモロ寅さんプロジェクトのメンバーが企画したものです。

会場となったこもろ寅さん会館前には、

市内外から訪れた多くの寅さんファンが集まりました。

式には、渥美清さんの

かつての仲間たちからのメッセージも届きました。

この他、「男はつらいよ」シリーズで、寅さんの妹役を演じた

倍賞千恵子さんからの手紙も届き、

集まった人たちは、寅さんの旧友たちの言葉に、

じっくりと耳を傾けていました。

この日の献花式とかつての共演者たちをつないだのは、

コモロ寅さんプロジェクトのメンバーで、

以前松竹で衣装係を務めていた

本間邦仁さんです。

本間さんは仕事を通じて渥美さんと知り合い、

公私ともに親しくしていたと言います。

寅さんとの縁で、これまで何度も小諸を訪れていましたが、

渥美さんが愛した小諸に住みたいと、

今年の4月には小諸市に移住。

現在は小諸市民となっています。

この他、寅さん会館の創設者で、初代館長の

故・井出勢可さんの実の息子

井出竹弘さんも訪れ、

亡き寅さんへの想いを馳せているようでした。

黙祷を捧げて渥美さんを偲んだあとには、

集まった全員が、ひとりひとり献花台へと花を手向けました。

渥美さんとの縁で小諸に集まった仲間たちは、

寅さんの銅像前で静かに手を合わせていました。

会の最後には、ハーモニカの演奏に合わせて

男はつらいよのテーマソングを

参加者が口づさみむ場面も見られ、

会場はひとつになっていました。

この日会場となった寅さん会館は現在閉館中となっていますが、

コモロ寅さんプロジェクトでは、

この寅さん会館の再オープンを目指して

今後も活動を続けていきたいということです。