御牧ヶ原のある「茶房 読書の森」の敷地内では、
今、畳を用いた小屋を制作中です。
いったいどんな作品なんでしょうか。
茶房読書の森オーナーの依田雄さんが、
去年夏ごろから作り始めたというこちらの「畳ハウス」。
今現在は土壁を塗る作業が行われています。
かつて藁を用いた「ストローベイルハウス」を
作品として作り上げた経験を持つ依田さん。
「藁」に続いて今回は、
産業廃棄物として捨てられてしまっていた「古畳」を
何か有効活用できないかと考え、
新たな作品として制作することになりました。
日本の住居の基本でもある「藁」が使われた古畳を壁として使い、
その上から地元御牧ヶ原の土を塗っているこの小屋。
自然素材を活用した「究極のエコハウス」でもあります。
この小屋と同じ敷地内には、
絵本作家の田島征三さんと、
音楽家の松本雅隆さんが制作した、
物語と音楽が融合した大型アート作品
「どうらくオルガン」が設置されており、
ゆくゆくは2つのアート作品を同時に楽しむことができるようになりそうです。
先月23日には、
絵本作家の田島征三さんが読書の森を訪れ、
土壁が塗られた「畳ハウス」に、
自由な発想の下で絵の具などを用いて
筆を入れていきました。
読書の森では、この畳ハウスを別名「征三ハウス」と呼んで、
多くの人に親しんでもらう作品にしたいとしています。
この畳ハウス、別名「征三ハウス」はまだ制作途中ですが、
「どうらくオルガン」やかつて依田さんが藁と土で作った
『ストローベイルハウス』などは見て楽しむことができます。
現在、茶房読書の森は
「いとしの小屋展」と題し、
様々な作家たちの作品の展示販売が行われている他、
5月3日にはイベントも企画されています。