糠地に炭焼窯があることをご存知でしょうか?
この時期になると毎年糠地区では、有志が集まって炭焼きを行っています。
糠地区の有志らによって16年前に作られたこの炭焼き窯。
以降糠地区では毎年この時期になると「炭焼き愛好会」のメンバーが集まって、毎日炭を焼いています。
この炭焼きは、区内の荒廃地の雑木や、
果樹の剪定などで不要になった枝を有効活用しようと
平成10年から毎年行われているもので、今ではこの時期の糠地の風物詩にもなっています。
「ぬかじ憩いの炭窯」と名付けられたこの窯。
今年は今月7日に火入れが行われ、丸2日間かけて窯全体が温められました。
窯の内部はおよそ1000度。
高温で丸一日かけて焼かれた炭は、窯から出されるとすぐに灰をかけて
熱を取る作業が行われます。
このようにして作られた「白炭」は、じっくりと安定した火力が長時間続くのが特徴で、
高級料理店などでは好んで使われています。
炭焼き愛好会では、来月半ば頃まで毎日この炭焼きを行い、
会員同士の親睦を深めるとともに多くの人に良質な炭を提供していきたいということです。