12日(土)、荒町にある老舗の味噌店、酢久商店では、地元の人に日頃の感謝を伝えようと、
秋の蔵まつりが行われました。
このまつりは、例年、春に行われていましたが、好評のため、去年からは秋にも開かれています。
今年で2回目となるこの日の秋の蔵まつりには、家族連れなど多くの人が訪れました。
この日は、多くの人が入れ代わり立ち代わり訪れ、会場で販売された、
焼きおにぎりや味噌おでん、味噌やきそばなど、味噌を使った料理を堪能しました。
販売の他にも、きのこの味噌汁と味噌が使われたせんべいが無料で振る舞われ、
訪れた人たちは美味しい味噌料理に舌鼓を打っていました。
この日、特に長蛇の列をつくったのは、
蔵まつり1番の目玉である「味噌すくい」です。
開始30分前から並ぶ人がいるほど人気のこのイベントは、
1回500円で、しゃもじですくっただけ味噌がもらえるとあって
多くの人が挑戦しました。
その他にも、フリーズドライの味噌汁つかみ取りなどが行われ、
会場に訪れた人たちは味噌にちなんだイベントを楽しんでいました。
さらに、味噌蔵の見学や信州味噌の仕込み体験も行われ、参加した人たちの人気を集めました。
味噌の仕込み体験では、職人の指導のもと、材料を手に取ったり、においを嗅いだりしながら、
煮た大豆を叩いて潰すなどの仕込み作業を体験する参加者の姿が見られました。
多くの人でにぎわった、秋の蔵まつり。
酢久商店では、まちのにぎわいのためにも、今後もこうしたイベントを続けていきたいとしています。