宵祭りの翌日には、八朔相撲が行われ、取り組みの前には、伝統の化粧回しを身につけた

24人の小学生が、八幡神社周辺を練り歩きました。

 

子どもたちは、着慣れない化粧回しに少し戸惑いの様子を見せながらも、元気に歩いていました。

沿道には、子どもたちの晴れ姿を写真に納めたり、見守ったりする人の姿が見られました。

一行が無事、八幡神社に到着すると、神事に続いて、土俵入りの儀式が行われました。

この日のために4日間練習を行ってきたという子どもたちは、

低学年から高学年までの3つのグループに分かれ、順番に、堂々と型を披露していました。

土俵入りの儀式に続いて、いよいよ待ちに待った取り組みが行われました。

この八朔相撲は、江戸時代からおよそ320年続く八幡神社の伝統行事で、

17年前の平成8年には、市の重要無形文化財に指定されています。

長年に渡って行われてきたものを受け継いでいこうと八幡神社の氏子たちが中心となって、

この八朔相撲を行っており、この日参加した子どもたちは、氏子たちの思いに応えるように、

熱戦を繰り広げていました。

観客の中には、伝統あるこの八朔相撲を一目見ようと訪れた観光客の姿も見られました。

訪れた人は皆、子どもたちの熱い戦いを、土俵の周りで、優しく見守っていました。

見事な技で勝敗が決まると、拍手が起こる場面も見られました。

相撲をとった子どもにとっても、それを見守っていた大人にとっても小諸の伝統を感じられる

1日となった様子でした。