小諸市議会がこの5月に実施した、常任委員会ごとの行政視察についての報告会が、
先月27日(木)市役所で開かれました。
市議会の行政視察は毎年5月に行われています。
報告会は、それぞれの常任委員会の活動を、全議員が共通に認識した上で、議会活動を進めて行こうと、
去年から行われているものです。
今年は更に市民も傍聴可能となり、市の職員をはじめ、一般市民などおよそ30人が集まる中、
各委員会ごとに議員らが視察内容について報告していきました。
そのうち、兵庫県西宮市と淡路市、それに豊岡市を視察した、総務文教委員会は、
まず、阪神淡路大震災を教訓にした、西宮市と淡路市の防災対策について説明。
小諸市も、災害に備えた「防災マニュアル」の必要性や、図上訓練の定期的な実施など、
しっかりとした防災対策が必要だと述べていました。
また淡路市では、学校給食センターと防災センター、それに市民の多目的スペースを兼ね備えた
多機能型施設を持っていることについて触れ、小諸市の新庁舎建設の際にも、
幅広い災害に対応できるよう、防災センター機能を持たせる必要性があるのではないかと、
指摘していました。
この日は総務文教委員会に続き、福祉環境委員会、経済建設委員会がそれぞれ視察で学んだことの
報告や、今後の小諸市の課題などについて意見を述べたということです。