5日(火)、東山区では、区の公民館を会場に介護予防教室が行われました。

 

東山区では、区民が健康で活き活きと過ごせるようにと、毎月、区の主催で

この介護予防教室を開いています。

今年度最後の教室には、区民11人が集まり、

小諸厚生総合病院に勤務する理学療法士の佐藤美智子さんを講師に、転倒予防について学びました。

まず、佐藤さんは太ももなどの足の筋力をつける、ボールを使った体操をいくつか紹介。

参加者らはイスに座った状態で、ボールを足で転がしたり、

足首の内側にボールを挟んだ状態で膝を前へ伸ばしたりと積極的に体を動かしていました。

どの体操も、テニスボールやゴルフボールなど自宅にあるものを使って気軽に実践できるということで、

参加した人たちは、周りの仲間たちとボールの位置などを確認しあっては,

何度も体操に取り組んでいました。

続いて、「転びにくい環境を作る」ことの大切さについて佐藤さんが講話を行いました。

佐藤さんはこの時期、コタツの掛け布団につまずくなど家の中で骨折する人が多いことについて触れると、

寒い時期は体の動きがにぶくなっているため、自分の導線内には、なるべく障害物を

置かないようにすることが大切だと話していました。

また、佐藤さんは、「転びにくい環境を作ると同時に転びにくい体作りにも取り組んでください」と

参加者らに呼びかけていました。

皆、佐藤さんの話を聞いて、健康について見識を深めている様子でした。

東山区では、4月以降も区民同士が親睦を深め合いながら健康について学べる場として

この教室を続けていきたいとしています。

この後には、お茶会が開かれ皆でお茶請けを食べながら会話を楽しんだということです。