今年度から新たに
市内の小中学校に赴任した
校長・教頭の歓迎会が、
今月1日(火)に
小諸市役所で開かれました。
校長・教頭の歓迎会は、
新年度の開始に合わせて、
小諸市教育委員会の主催で
毎年行われています。
今年度から、
新たに赴任したのは水明小学校と
美南ガ丘小学校の校長、
そして、東小学校、千曲小学校、
芦原中学校の教頭、
合わせて5人です。
あいさつに立った山下教育長は、
小諸市の梅花教育について説明したのち、
集まった校長らに
次のように呼びかけました。
「 『新しく入学してくる子どもたちやまた、
進級した子どもたちの目の輝きを見れば、
教師もまた心を新たにせざるを得ないだろう。』
こう始まるのは、
唐木順三さんの書かれた「朴の木」の
「新学年を迎えて」の冒頭部分であります。
少し朴の木の一節をご紹介させていただきます。
『私の言いたいのは、‶見る″ということである。
この際、校長や教頭は、
心を空にして自分の学校を見てもらいたい。
その目に自分の学校がどんな具合に、
どんな色調を持って映るのか、
そこから仕事を始めてもらいたい。
担任の教師は、
子ども一人一人を
穴が開くほど見てほしい。
その上で、指導の道を心を改めて
工夫してほしいのである。』
本文引用はここまでです。
さまざまな環境に生きる子どもたちの心を
奮い立たせられる教育の場を、
教師集団のリーダーとして
作り上げるという使命が
ここにおいでの皆さまにはございます。
「見る」とはどういうことか、
この1年かけて
ぜひ考えていただきたいと思います。」
また、水明小学校の
金井直樹校長と、
東小学校の志摩宏道教頭は
今後の意気込みを次のように述べました。
水明小学校 金井校長
「私、小諸市の生まれでして、
水明小学校が母校であります。
小学校2年生の時に
大里小学校から水明小学校になりました。
母校に赴任させていただくということは、
大変ありがたいことだなと思っております。
歴史と伝統がある小諸市の教育の中に
お招きいただきましたこと、
本当に感謝しております。
本校は、3年後の統合と閉校を迎えるわけです。
その先にどういうことが
開いていくのかということを
作っていかなければいけないな
ということを感じています。
非常に大事な
責任の重いお仕事を頂いていると
承知しております。
未熟で力の足りない部分もありますけれども、
自分のできることを
精一杯やりたいと思っておりますので、
どうか今後ともお力添え、
ご支援をお願いできればと思います。」
東小学校 志摩教頭
「私自身は実は
小諸市の着任が初めてでありまして、
これからいろんなことを
学ばせていただきたいな
という風に思っております。
初任地が安曇野だったんですけれども、
安曇野市でも
佐藤学先生の研究を続けておりました。
小・中で一緒に授業を見合ったりとか、
連携しながら研究したことを
今、思い出しています。
その時の経験が今回も生かせるように
頑張っていきたいな
と思っております。」
集まった各校の校長・教頭らは、
小諸での教員生活に向け、
気持ちを新たにしているようでした。