ことし創立120周年を迎える小諸高校と小諸商業高校。
令和8年度には統合し、
新校として開校します。
これに伴う記念事業の実施に向けた
実行委員会の中間報告会が
2月17日(月)、
ベルウィン小諸で開かれました。
この日の総会には、
各校の同窓会員らでつくる、
実行委員会のメンバー
およそ50人が出席しました。
あいさつに立った、
実行委員長の塩川秀忠さんは、
中間報告会開催に至った経緯と
新校開校に向けた
寄付金の協力への感謝や
さらなる協力を求めました。
1906年、明治39年に
小諸義塾の後身として創立した
小諸商工学校。
その後、改称や学制改革などを経て、
現在の小諸商業高校、小諸高校の形になり、
2校はことし創立120周年を迎えます。
来年、令和8年度には統合し、
新たに「小諸義塾高校」として
開校する予定です。
実行委員会では新校開校に向け、
同窓会員らから1億5千万円余りを
寄付金として募る計画です。
これは、両校から、
教育用の備品や
校庭への人工芝とレーンの設置などの
要望を受けてのもので
校庭の用地取得や
造成工事費用も盛り込まれました。
報告会では、現在の募金状況について、
先月14日時点で
総額4374万円の寄付金が
寄せられていると説明。
その上で、
当初は、ことし3月末を
期限としていた募金期間を
新校が開校となる来年3月末まで
延長することが決まりました。
委員会では、目標額1億5345万円に向け、
引き続き同窓会員に協力を呼び掛ける他、
支援先の高校を指定できる
県のふるさと納税、
「信州学び応援寄付金」も活用し、
寄付を集めていくということです。
また、報告会では
ことし10月25日に行われる
120周年記念式典の実施内容や
式典内で行われる
アトラクションについての
進捗状況の報告が行われました。
アトラクションでは、
小諸高校音楽科の現役生徒や
卒業生による演奏が
予定されています。
さらに会議では、
新校舎建設の進捗状況についても
報告が行われました。
工事は大きく分けて
解体と改修、新築の3つ。
解体工事については、
部室棟とごみステーションを残し、
およそ8割が完了している状況です。
既存の建物を活用する改修工事では、
現在、北棟と南棟の天井や
トイレの改修が行われています。
既存棟は改修工事終了後、
新棟とつながり
1つの建物になるということです。
新築工事については、
来年3月の完成に向け、
これから本格的に
工事に入っていく予定です。
実行委員会は、
ことし10月に開催予定の
創立120周年記念式典、
さらに、来年3月に迫った新校開校に向け、
今回出た意見も踏まえて
準備していくということです。