左手が不自由なバイオリニスト、
牧美花さんの実話をもとにしたミュージカル
「チュイチュイ~左手のバイオリン弾き~」が
今月12日(日)、
小諸市文化センターホールで
上演されました。
ミュージカル
「チュイチュイ~左手のバイオリン弾き~」は、
長野市を拠点とする
NPO法人「劇空間夢幻工房」が主催し、
小諸市と小諸市教育委員会の共催で上演されたものです。
これまで県内各地で行われた公演が反響を呼び、
小諸市での上演が決定しました。
ミュージカルは、
長野市生まれのバイオリニストで、
生まれつき左手が不自由な牧美花さんの
半生を描くものです。
牧美花さんがバイオリンを始めたのは
2歳8か月の頃。
きっかけは、
スズキ・メソードの創始者である
鈴木鎮一さんとの出会いでした。
舞台は、牧美花さんが、
師匠の鈴木さんや家族の愛に支えられ、
人と反対にバイオリンを持つ奏法により、
左手のハンディを克服。
バイオリニストとしての道を歩んでいく姿を
牧さん自身の演奏や語りを織り交ぜながら
展開していきます。
劇中では牧さんの最愛の姉で
不慮の事故で亡くなってしまう姉の美里さんを、
小諸高校音楽科出身のアーティスト
栗生みなさんが演じます。
姉を失った悲しみに包まれる美花を
姿が見えなくなった姉の美里が励ますシーンを
迫真の演技と歌で魅了しました。
様々な困難や悲しい経験を
実際に乗り越えてきた牧さん。
そんな姿が舞台では描かれていきます。
前向きな気持ちで
今を生きる牧美花さんの姿は、
多くの観客の心をつかみました。
最後は牧さんがバイオリンを披露。
客席を回りながら弾く場面もあり、
観客らは大いに沸いていました。
青木代表
「大勢の方に見守っていただいて
応援をいただきまして
無事に終えることができほっとしております。
ありがとうございました。
お子さんには楽しんでもらって
笑って泣くところまでいくか分からないですけど、
諦めない。
そして応援してくれる人が必ずいるので、
そういう方たちの声を聞いて
未来に向かって
自分の夢や思いを諦めずに生きてほしい。
あとはお母さまやおとう様は
子どもの思いを汲んであげて、
いろんな子どもがいますので
どの子も育つ、育て方次第、人間は環境の子なり、
これが重要だと思いますので、
みんなで社会で子どもが
生きていけるようになればいいと思いますし、
小諸市素敵だから
さらに素敵な町になってくれたらいいなと思います。
大勢の人に見てもらって
感じてもらうことが一番なので
小諸でもぜひやらせていただけたらと思います。」