小諸市議会では、
今年度行った行政視察の成果を
政策提言としてとりまとめ、
先月25日の市議会最終日の
本会議終了後、
市長へ提出しました。
この日は小諸市議会の丸山正昭議長と
土屋利江副議長が、
小諸市議会からの提言書を
小泉市長に提出しました。
これまで、市議会では、
他の自治体などの
先進的な取り組みを調査することで、
小諸市における課題解決や
施策に反映させることを目的に
各常任委員会ごと、
行政視察を行ってきました。
これまでは行政視察報告会を開催して
完結していましたが、
昨年度から、行政視察の成果を精査し、
議会としての政策提言書を作成。
議会基本条例に規定されている
「政策立案及び政策提言」を行う
市議会を目指す中で、
丸山議長の提案で
行政に対し、提言と言う形で
市長に提出しています。
今回の政策提言の一つ目は、
「ふるさと納税と関係人口の増加について」。
ふるさと納税を切り口として
関係人口を増やす施策や、
様々なつながりの
きっかけをつくる活動を進めている
飛騨市の取り組みから、
ふるさと納税返礼品の強化や、
関係人口の増加などにつなげる
施策3項目を提言しました。
二つ目は、「ヤングケアラー支援について」。
ヤングケアラーのSOS事業に取り組んでいる高崎市や
コーディネーターを配置している
佐野市の取り組みから、
福祉分野での専門職員や
ヤングケアラーコーディネーターの配置など
7項目について提言しました。
3つ目は
「小諸市の歴史を守る活かす街づくりに向けて」。
南越前町今庄宿の視察から、
「歴史まちづくり法」に基づく
計画の取り組みや
「歴史的風致維持向上計画」の認定を
目指すことなど
3項目について提言しました。
小諸市議会では今回の提言について、
市側に所見や検討結果、
進捗状況の報告を求めています。
小諸市では議会からの提言を
今後の市政運営に
反映できるよう努めていきたいとしています。
議長
「すぐ結果出るということはない。
今後の積み重ねで
いい結果がくるかなと私は思っています。
今まで私もまだ3期目で
ほやほやだと思うのですが、
勉強不足の中で経過をたどってみると
当然みなさん3常任委員会で
視察には行っています。
帰ってきて報告はしていました。
報告で終わって眠っている感じですね。
その中には可能性があるな
というものをいっぱい報告で
出しているんですよ。
これはそれで終わっちゃまずいと。
議員自ら、議会自ら動かないとですね、
ただお願いではだめなので、
まずは私どもの心の入れ替えですかね。
議員の。資質の向上と。
そのあたりから持って行って
理事者側と同体でできてくるかな
と私は個人的には思っています。」