専門の用具を使い、
誰でも楽しめるように考案された
健康体操である
「3B体操」をご存知でしょうか?
この体操での交流と発表を行うイベントが
11月9日(土)、
小諸市総合体育館で開かれました。
3B体操は、
〝ボール〟と、
クッション性のある〝ベル〟、
伸び縮みする〝ベルター〟を使い、
老若男女問わず、
障害のある人まで
誰でも楽しめるように考案された
健康体操です。
公益社団法人日本3B体操協会が主催し、
3B体操の交流と発表を行う大会が
全国各地で毎年開かれます。
ことしは小諸市が長野県大会の会場となり、
およそ300人が集まりました。
3B体操協会 支部長
「3B体操っていうのは、
3つの道具…ボール・ベル・ベルター、
ここに今皆さん
持ってきていますけれども、
その頭文字を取って
「3B」と名付けられた健康体操です。
これは53年前に
福岡県の1人の主婦が始めた体操なんです。
自分が健康になろうと思ってね。
それを転勤族で日本全国に広まってきて。
そして今では、
長野県でしたら82の教室があって、
会員さんは650人ほどいるんです。
1年に1回皆さん集まって、
教室で練習した実技を発表して
交流を深めている、
そんな感じでやっています。」
日本3B体操協会は全国に本部を置き、
教室数はおよそ9000か所を数えます。
この大会では、会員を中心に、
一般参加者も加わって
交流タイムが設けられました。
小諸市民の参加者
「地区の介護予防教室で
3B教室をお願いしたんですよ。
高齢者向けのね。
ストレッチにもなるし、
筋トレにもなるし、
脳トレとかゲームとか、
とても楽しかったです。
高齢者ですからね、
できたりできなかったりで。
また、ベルが
赤とか緑の華やかな色なので、
とても華やかで楽しくて、
笑いがいっぱいで、
いい教室を教えてもらいました。」
「佐久創造館の教室で、
先生が小諸の先生で、
小諸と佐久平にあったので、
生徒さんはあちらの方が多かったので、
お仲間がね。
私も少しは動いた方が…
行ってみようかなと思って行き始めました。
運動も音痴だし、
歌とかも音痴なんだけど、
音楽に合わせて動くので
結構動けてるかなって、
皆さんに助けてもらって
やっていますけども。」
次に行われたのは、
各教室の発表です。
3B体操では、
有酸素運動、ストレッチ、筋力づくりと
様々な意味を持つ動きに加えて、
体操全体が〝遊びの要素〟を
取り入れているため、
参加者らはリラックスして
体を動かしている様子でした。
3B体操協会 支部長
「普段は教室でやっていますけれども、
こういう所に来たら
横のつながりができるんですよね。
どこの教室でも同じことをやっているので、
皆さんが
長野県全部・全国全部が
同じ実技をやるということで、
親しみが湧いて、
それから高齢者になっても
続けていられるってことで、
生きがいとしてやっていますので。」