高峰高原を中心に活動している
NPO法人浅間山麓国際自然学校が
来年2025年に創立20周年を迎えます。
これを記念し、11月10日(日)、
地域の子どもたちに
郷土の山「浅間山」のすばらしさに
気が付く機会にしてもらおうと
ステラホールで
イベントが開かれました。
「環境保全」、「感動体験」、
「環境教育」を実践する、
NPO法人浅間山麓国際自然学校。
2005年に設立され、
来年、2025年に
創立20周年を迎えます。
節目を記念して、
来年には子どもたちに
郷土の山「浅間山」について
知ってもらうための
「浅間山こども大学」を開校する予定。
この日は、
それを前にしたプレ開校として
イベントが開かれ、
市内外の小中学生ら
およそ20人が集まりました。
イベント前半は、
浅間火山について長年研究している
日本大学安井真也教授が登壇。
浅間山から噴出する
岩石を比較し、
山と暮らしのかかわりについて
説明しました。
また後半では、
浅間山に生息する生態系について
学ぶ機会も。
浅間山のカモシカについて
長年研究している、
東京農工大学の
高田隼人特任准教授を講師に招き、
講演が行われました。
高田さんは、
「あなたはシカ似?それともカモシカ似?
比べて分かるカモシカのくらし」
をテーマに、
カモシカの暮らしを詳しく解説。
子どもたちにカモシカとシカを比較し
性格や生態について説明しました。
参加した子どもたちが
カモシカやシカのはく製や頭骨、
毛皮などに触れる場面も。
普段間近で目にすることのない
野生動物の生態に
子どもだけでなく付き添った保護者らも
興味深そうに観察していました。
自分の手で実際に
岩石や野生動物の生態に触れることで
新たな発見をした子どもたち。
充実した一日となったようです。
子ども
「あんまり石のこととか
名前は知っていても
どこで作られるかは全く知らなかったので、
そういうことをいろいろ知れてよかったです。
(普段からそういったことに興味があるの?)
はい。
結構調べたりはするのですが、
実物を触ったり見る
って言うのはしなかったので
いい経験になりました。」
子ども
「カモシカの暮らしとか
浅間山の石のこととか
浅間山って言われると、
すごい山だなって思いました。
カモシカとか標本が
しっかりとしていて
すごいなって思ったのと、
石は見た目と違って
軽い石とかもあったから
すごい勉強になりました。」
子ども
「黒曜石を又峠で
拾うことはあるのですが、
今回もう原石を見ました。
どこかの山小屋では
黒曜石の原石とか見てますけど、
北海道産のものは初めてです。
大理石も触れて
カモシカも見れましたね。
来週はクロサワ(カモシカ)の
子どもたちを見てきます。
カモシカの名前が
クロサワと先生が名付けたものを
子どもたちやオカリナ(カモシカ)を見てきます。
カモシカ平に行って。
今回は本当にカモシカや
浅間山のことを聞けて
本当に良かったです。」
NPO法人浅間山麓国際自然学校では、
創立20周年に向けて、
これからも浅間山麓の魅力を
多くの人に伝えていきたいとしています。
NPO法人浅間山麓国際自然学校
「長年自然体験だったり、
自然保護活動に
力を入れていたりしているのですが、
20周年という節目に
浅間山のすばらしさを伝えていく
という活動を行うことで
今回企画したんです。
どれだけの子どもたちが
集まってくれるのか
不安だったのですけども
思っていたよりも
皆さん反応もよくて、
大人の方の反応が
逆に良くて
たくさん参加していただいて
嬉しく思います。
今年度はプレ開校で
来年度本開校という形で
進めて行こうと思っていますので
ぜひ来年度は
みなさんに大学に
入学して欲しいなと思います。」