農作物の収穫を終えたこの時期に

子供たちが五穀豊穣を願い

わら鉄砲で地面を叩いて回る

日夜のわら鉄砲」。

この伝統行事が9日(土)は東雲区で、

10日(日)は平原区で行われ、

子どもたちの元気な声が響きました

 

東雲区では、

古くから伝わる伝統を子どもたちに受け継ごうと、

毎年11月10日に一番近い土曜日に

十日夜のわら鉄砲」を

行っています。

 

この日は、

区の野球クラブや小中学生が集まり、

子どもたちは手作りのわら鉄砲を手に、

区内に繰り出していきました。

 

子どもたち

「(わら鉄砲作り初めてですか?)

いいえ。2回ぐらい。

楽しかった。固い物を入れると、

わら鉄砲が固くなることを知った。

思いきりわら鉄砲を地面に叩きたい。」

 

皆、区に伝わる決まり文句に合わせ、

力いっぱいわら鉄砲を

地面に打ち付けていました。

 

小学生

「6年生です。2回目ですね。

作るのも難しかったし、

叩くのも意外に難しかったです。

強く叩きました。

(これからも参加したいかな?)

できれば参加したいです。」

 

「3年生です。

面白そうでピザも食えるから…

おいしそうで…野球部で参加して。

引っ張るところと、

最後の叩くときに楽しかった。

(これからも参加したいですか?)

参加してぇ!」

 

東雲区長

「子どもたちは去年よりも多くて、

野球やっている子たちが約30名、

それとあと区の10名ぐらいかな。

だから、4~50人は来ていると思います。

小諸市でも十日夜のわら鉄砲を

ずっと続けている区

っていうのは

数区しかないような話は

お聞きしているので、

貴重な昔の先人たちの

農業に対する思いの伝統を

なるべく長く続けていきたい

というふうに思いますね。」

 

平原区では、

昭和62年から、

公民館の主催で

「十日夜のわら鉄砲」を行っています。

 

ことしは、コロナ明け2年目。

区内の小学生や園児ら

およそ20人が参加し、

自分で作ったわら鉄砲を手に、

上宿と下宿の二手に分かれて、

区内を練り歩きました。

 

子どもたちは寒さをものともせず、

元気な声を区内に響かせていました。

 

子ども

「固く巻くのが難しかった。」

 

「難しかったけど

うまくできたからよかった」

 

「前の時はわら鉄砲出れなかったから

今回は出れて良かった」

 

(十日夜やってみてどうだった?)

 

「楽しかったです。」

 

「よく音がなって良かった」

 

「大きく音が出てよかった」

 

「もう少し音を大きく出したい。

もうちょっとうまく音を出せるようにしたい」

 

「もうちょっとうまく作って

もうちょっと音を出せるようにしたいです」

 

「もうちょっと固く作って

もうちょっと音を大きく出せるようにしたいです」

 

子ども

「おもしろかった。巻くとこ。楽しかった」

 

子ども

「楽しかった。

作ったり、叩くところが。

(みんなと一緒に歩いてみてどうだった?)

楽しかった。

きょうは手伝ってもらったから

次は手伝わないでやってみたい」