明治から昭和にかけて

蚕糸業で栄えた小諸の

歴史と文化を広め、

地域の賑わいづくりにつなげようと

活動を行っている

NPO法人「糸のまち・こもろプロジェクト」。

プロジェクトによる

移動企画シリーズ第11弾として、

「大手ものがたり」が、

11月10日(日)

ステラホールで行われました。

 

このイベントは、

NPO法人「糸のまち・こもろプロジェクト」が

明治から昭和にかけて、

蚕糸業で栄えた小諸の歴史を

知ってもらおうと主催したものです。

 

第11弾となる今回は、

「大手ものがたり」と題し、

3つのテーマから

明治時代、

蚕糸業の要所として栄えた

大手の変貌を読み解く企画を

開催しました。

 

清水寛美理事長

「今回、11弾。

今までに地域の公民館を巡りまして、

今回は「大手ものがたり」。

ここはステラホールでございますけれども、

大手門そこから歴史が、

武家屋敷であった時に娘さんたちが

富岡製糸場に行きまして、

151年前のことでございます。

小諸に150年前に製紙工場ができました。

民間でみんなで力を合わせて、

商都小諸の力強さでございましょうか。

そういった思いを含めて、

きょうは皆さんに

パネルディスカッションで

聴いていただきたいかと思います。

きょうは皆さんと楽しくトークセッション

ということで

スクリーンにたくさん出ます写真などを

楽しんでいただきたいと思っております。

その時にここ知ってるよとか

その時の思い出がこうなの

っていうのは

お話いただきたいと思っております。」

 

この日は、

市内外から訪れた人や

プロジェクトの会員など

あわせておよそ60人が参加。

 

「大手という場所を振り返る」

というテーマでは、

絵地図や写真などをもとに

当時の街並みや人々の暮らしについて

解説が行われました。

 

講演の中で、

かつて存在した建物をもとに

説明が行われると、

当時を思い出して懐かしむ参加者も。

 

参加者らは

自身の疑問点などを積極的に質問し、

大手の変貌について

更に理解を深めているようでした。

 

また、製糸業を支えた

工女に関するお話では、

富岡製糸場に関わった

小諸出身の工女の活躍について、

資料を交えながら説明が行われました。

 

パネラーと参加者、

双方のやり取りも見られた

今回のイベント。

大手から小諸の

製糸業の歴史について学ぶことができた

貴重な機会となったようです。