9月16日(月)は

敬老の日でした。

小諸市内で今年度中に

100歳になる方は、

9月1日現在で42人。

 

市内の最高齢は105歳で、

市内の高齢化率は

33.27%となっています。

敬老の日の

9月16日(月)には、

小泉市長が、

今年度満100歳を迎える方を

訪ねました。

 

今月22日に満100歳を迎える予定の

古城区の牧野末子さん。

この日、牧野さんの

自宅を訪れた小泉市長から、

市からの賞状と記念品、

また内閣総理大臣からの

賞状のほか、

水道100周年の記念品が贈られました。

 

末子さんは、現在一人暮らし。

同じ敷地の別宅に長男夫婦が暮らし、

サポートを受けながらも

身の回りのことや食事の支度などは

全て自分で行っているといいます。

 

耳は遠くなってはいるものの、

近所に住む人と

毎日のようにお茶を飲んだり、

小物を作ったりと

充実した日々を過ごしているようです。

 

未子さん

「こんないいものいただいてね、

ありがとうございました。

これは寿命だね。やっぱり。

内臓がなんともないから。

佐藤外科に行っても

牧野さん100歳だけれども

ひとりで来られるだけで

大したもんだとほめられてね。

おかげさまで体全体で

長生きになっているのかもしれないね。

もう何しろ草取りね。

きのうで草取り終わったから

きょうは新聞でも読もうと、

もう新聞は楽しみでね、

それと脳トレの本を買ってあるから

それを見ています。

朝は卵は必ず1個。

ピーマン青いもの、

トマト赤いものって

始終頭においていますね。

毎日誰か来ないかなと、

時間つぶしに来てね。と言って。

来る人はただで来られないから

何も持ってこないで

時間つぶしに来て、

私も暇だからってやっていますね。

息子さんもそばにいるから

安心ですね。

そうそうそれだけ、

何しろさーっと

飛んできてくれるしね、

やってくれるから。」

 

ことし1月に

満101歳を迎えた、

東小諸区の中田次郎さんは、

現在市内の男性の最高齢です。

自宅を訪れた小泉市長に

感謝の言葉を述べ、

長寿の秘けつについて語りました。

 

「(ひとつ質問していいですか。

ご長寿の秘けつってなんですか。)

自分の好きなこと

やっているということだね。

(自分の好きなことを)

あまり拘束されるのが嫌でね。

自分の思ったことを。

全部全部がとは

いかないけれどね。

それかといって

心配事がないというのもだめだね。

心配事はひとつか何かあったほうが

頭ボケない。」

 

中田さんは

現在なんとひとり暮らし。

近くに住む息子や娘が

毎日中田さんのもとに

訪れていますが、

入浴や生協の宅配など

身の回りのことは

全て自分でこなしています。

 

戦前は呉服店に勤務、

戦時中は飛行場で働き、

その後輸送業、建設業など

数々の仕事や

経験を重ねてきた中田さん。

現在は、自身の畑での収穫や

大谷翔平選手のニュースを

楽しみに過ごしているといいます。

 

中田さん

「賞状はたくさんのような気がする。

向こうの部屋に行って

見てもらえば分かる。

くるくるっと。

運転していたのが96歳まで。

事故ってものがひとつもないから。

72年間か。違反はありますけれど。

うまくいって5歳。

そこまではいかないと思うな。

入院するのは嫌だし。

施設へ行って

こうやれああやれと言われるよりも

自分で好きなことやっていたほうが

いいような気がするけれどね。

やっぱりうなぎくらいじゃないかな。

うなぎはいちばんいいけれど

高くてだめだよね。

よくやっているよね。

あの野球を見ていると

ほかの野球見ても面白くないよね。

今見ているので

あれがいちばんいいと思う。」

 

最後に、最近までの

趣味だったハーモニカで、

素敵な演奏を

私たちに届けてくれました。

 

中田さん

「ずっと10年くらい吹いていた。

ところが入れ歯にしたら

ハーモニカ吹くと

入れ歯落っこちてしまう。

だめだね吹けなくなってしまった。」

 

この日市長は更に和田にある施設へ。

今年度中に満100歳となる

入所者の

大久保貞子さん、

古川よしのさん、

小林志づ子さん、

酒井さわ子さんへ

長寿を祝って賞状や

祝いの品を贈りました。

 

4人はそれぞれ施設で

温かな支援を受けながら、

日々を送っています。

 

この日は家族らも訪れ、

記念写真を撮るなどして、

長寿を祝っていました。

 

大久保さん

「恐縮しております。

ここまでお世話になってきまして、

まだこの先もこんな体制で

見守っていただけることに

希望とお願いと

いろいろ気持ちが錯綜しております。

こんなに大勢の皆様に

お祝いいただけるとは

つゆ思いませんでした。

ここすばらしいところでね、

終のすみかと決めましたので

お世話重ね重ねしていただきまして

何とか楽しい1日を

過ごせたらと思っております。」