三岡地区の地域づくりについて話し合う

行政懇談会が

8月27日(火)に開かれました。

 

この懇談会は、

三岡地区の

耳取・市・森山の

3区が合同で、

将来を見据えた

地域づくりを考える場として

行われているものです。

 

この日は、

小泉市長、山岸県議会議長、

地元の市議会議員、

そして三岡3区の代表者など

およそ40人が集まりました。

 

開催に先立ち、

三岡地区の

小林区長会長が

住民総参加での

地域づくりに向けて、

意気込みを話しました。

 

会議では、

持続可能な三岡地区を目指し、

それぞれが取り組んでいることについて、

代表者が意見発表を行いました。

 

始めに耳取区の

前組長 小林さんが、

「軒数減少にともなう

常会再編成の取り組み」と題し、

課題と展望を発表しました。

 

耳取区では戸数の減少、高齢化、

そして単独世帯の増加に伴い、

常会の再編成が課題となっています。

解決策として、

常会の合併や

役員構成の見直しなどを通して、

皆が活動しやすいまちづくりを

目指すことが挙げられました。

 

続いて、市区の

荻原白区長が、

「ごみの減量モデル地区計画・三岡」

と題し意見を述べました。

 

小諸市は、

去年環境省から

「脱炭素先行地域」に選定され、

2050年の二酸化炭素排出量実質ゼロ

通称「ゼロカーボンシティ」を目指し、

コンパクトシティの推進など

おおむね5年間の計画を進めています。

 

市区では、

荻原白区長の呼び掛けで

中心部だけでなく、

周辺部でも

脱炭素化に取り組んでいこうと

7月に学習会を実施。

小諸市生活環境課の職員を講師に、

小諸市が取り組む

「脱炭素先行地域のまちづくり」に向けた

現状の課題や、

市内のごみの排出量などについて

説明を受けました。

 

今後は、

市の出前講座を活用した学習会や、

クリーンヒルこもろを始め、

市区内にある

資源再生業者などを見学予定。

また、小中学校のPTAによる

資源回収も再開し、

資金調達を行うことで、

ごみの資源化への

意識を高めていく計画です。

さらに排出されたごみの量について

学習前後の比較を行うなど

意識変化調査なども行い、

成果を広報こもろなどでも

発信していきたいとしています。

 

他に先駆けて

「ごみ減量モデル地区」として

取り組みを進める市区。

三岡地区全体で

取り組むことを最終目標に

ごみの資源化を進めていきます。

 

次に森山区の

塩川和彦副区長が、

市の燃やすごみの現状について

意見を発表。

「小諸市では燃やすごみの中に

資源ごみとしてリサイクルできるものが

約30パーセントも含まれている。

資源化できる雑がみ用の袋を

収集区分に新設するのはどうか」などと

考えを示しました。

 

また佐久平駅アクセス道路新設整備推進協議会の

鎌田副会長が

佐久平駅アクセス道路の

整備状況について報告。

佐久平駅アクセス道路のルートとして

現在2つの案が出ていて、

市が交通量や経済効果を調査しながら、

最善策を検討しているということです。

 

さまざまな地域課題を聞いた小泉市長。

参加者により良い地域づくりへの

協力を呼びかけると共に、

三岡地域への期待を話しました。

 

住みやすい地域づくりに向け、

行政と住民が密に

意見を交わしたこの日の懇談会。

住民から市に自由に

意見を述べる場面もあり、

地域の課題や取り組みについて、

共通の認識を持つ機会となったようです。

 

市区 荻原白区長

「三岡地区の行政懇談会は

市内ではいちばん充実しているのでは

と自負しているのですけれども、

実際に壁を越えた話ができて。

先ほど出ていたのですが

先行地域ではないところでも

動きができることを

強く市民の皆さんに

アピールしていきたいと思っております。

先行地域ではない屋根に

太陽光乗せたり、

外壁、サッシを変えたりすると

お金が出るのですけれども

ごみの意識を変えるのは

お金もかからない誰でもできるので

そういうことを

発信していきたいと思っております。」

 

森山区 小泉宏栄区長

「今までの行政懇談会は

どちらかというと

陳情が主で

それでは自分たちの活動を

区内の方にもアピールする場ではなくなって

内輪すぎていやだな

ということで

だいぶ前から建設的な

行政懇談会にということで。

ごみは今後ずっとついて回る課題で

その中で自分たちが

何ができるかということ

区民が一緒になってやらないとだめなので。

ひとつひとつコツコツと。

ゼロカーボンは

ごみを一つでも少なく減らして

再利用にするところから

始めていければ良いかな

と思っています。」