四ツ谷区の防災訓練が

区の公民館で、

先月25日(日)に行われました。

 

四ツ谷区では、

年に1度、

防災訓練を実施しています。

この日の訓練には、

消防団員や区民など

35人が参加しました。

 

今回は、

区長をはじめ、

区の福祉防災部長、

防災士らの提案により、

数十年ぶりに消防署職員に指導を依頼。

小諸消防署から2人職員が訪れ、

訓練を実施しました。

 

まず行われたのは救命講習です。

講師は、心肺蘇生からAEDの使い方まで

一通り説明。

その際に、

「意識を確認するときは両肩を叩く」、

「相手の目を見て指示を出す」など、

1つ1つの動作の意味も含めて

細かく丁寧に指導しました。

 

講習通り実践した参加者たち。

実際にやってみることで

わかった気付きを

区民同士で話し合う姿も

見られました。

 

続いて、身の回りの物で

代用する簡易担架の作り方や、

区内にAEDがある場所の確認など、

非常事態が起きたときに

すぐ役立ちそうな知識を共有しました。

 

また、お湯や水を

注ぐだけで米になり、

非常食として重宝される

アルファ米の試食も行いました。

 

区民

「(アルファ米を食べたのは

初めてですか?)

いや、何回もあります。

登山で食べていたので。

何十回も食べていますけど、

昔は非常においしくなかったですね。

今はおいしいですよ。

私去年の防災担当ですし、

最新の技術を

学ばないといけないと思いまして。

どんどん変わっているんですよ。

「最初に肩を叩く」。

私が教わったときは

片方だけだったんですよ。

今は両肩を叩く。

「あっ、そうなったんだ」

と思ってね。

あれは全く新しい考え方でしたね。

私防災士なんですよ。

資格がありますので、

そういうときは先頭に立って

やんなくちゃいけないな

とは思っています。」

 

消火器を使った

初期消火訓練では、

消防署の職員が

使用上の注意点などを指導。

 

説明を受けた参加者らは、

実際に火災に見立てた的に向かって、

水消火器を放ちました。

 

区民が積極的に

質問や意見を出し合い、

区民と

消防団員・消防署職員が

意欲的に交流した

訓練となったようです。

 

四ツ谷区 福祉防災部長

「今まで消防署から来ていただく

っていうこともなく。

去年は小諸の防災(訓練)が

ちょうど重なって、

消防署の方でも

あちらこちらで防災訓練するので、

来られなかったんですよね。

ことし来ていただけるということで、

お願いしてきました。

簡易担架とか

すぐにできるんだなあと思って

びっくりしました。

防災について、

やっぱりいろいろ訓練とかも

今回やってみて、

知らないことを

やっぱり勉強したりとか、

そういうことも自分のためにも、

自分を守るためにも

いいことかと思います。」