続いては特集です。

坂の上小学校では、

小諸市と姉妹都市提携を結んでいる

富山県滑川市の

田中小学校との交流事業を

毎年この時期に行っています。

ことしは、8月23日(金)と

24日(土)の2日間、

田中小学校の子どもたちが

小諸を訪れました。

 

初日となった23日(金)には、

坂の上小学校の全校児童が

田中小学校の6年生27人と

引率者たちを出迎えました。

 

昭和49年、

小諸と滑川が姉妹都市提携を結んだ際、

双方の市の少年野球チームが

交流試合を行いました。

それをきっかけに、

その翌年から坂の上小学校と

田中小学校の交流が始まり、

ことしで49年目を迎えます。

 

体育館で行われた歓迎会では、

坂の上小学校児童会長の

清水さんが、

田中小学校の児童たちへ

歓迎の言葉を贈りました。

 

その後、坂の上小学校は

全校児童で合唱を披露し、

さらに5年生が

ダンスで会場を盛り上げました。

 

坂の上小学校の歓迎を受け

田中小学校児童会長の

松村さんは、

これから始まる交流事業への

期待の言葉を伝えました。

 

田中小学校の子どもたちは、

歓迎に対する感謝として

滑川に古くから伝わる民謡

新川古代に合わせ

踊りを披露しました。

 

坂の上小交流部担当

「事前に滑川の子たちと連絡を取り合って、

お互い今体育館に

飾ってある飾り物ですとか

準備をしたりして、お迎えいたしました。

PTAとしては、子どもだけじゃなくて

大人も本当に交流しておりますので

非常に楽しみですし、

子どもにとっても

他の地域の子と交流ができて

非常に楽しみにしております。

1日目はこれからスタンプラリーがあって、

市街地を回って小諸の懐古園を回って

遊園地で遊んでいただくと。

2日目は長野の名物の

りんご狩りをしていただいて、

アスレチックをして、

体も頭も使って

交流を深めていただきたいなと思います。」

 

歓迎会の後には、グループに分かれ

市内を巡るスタンプラリーが

行われました。

 

田中小学校と坂の上小学校の

6年生の子どもたちが

2校合同のグループで市内を歩きながら、

各ポイントで協力して

小諸に関するクイズを解いたり

スタンプを押したりしていきました。

 

田中小の子ども

「いろんな観光場所に回れて、

1つ1つのいいところとか

歴史が知れて良かったです。

質問だったり、学校の行事とか、

田中小のいいところとか、

昔の映画になった話とかをしたかな。

自分の先生とか校長先生に言われた課題を

取り組みながらがんばりたいです。」

 

坂の上小の子ども

「インタビューだったり、

質問について話したり、

自己紹介をしました。

いろいろな歴史が知れて楽しかったです。

明日はりんご狩りなどあるので

みんなでいっぱい採って楽しみたいです。」

 

「『おおかみこどもの雨と雪』の

元の場所っていうところとかが

知れて良かった。

歴史のこととか、

そういうことを

しっかり教えられたから良かった。

りんご狩りでもっと仲良くなりたいです。」

 

交流事業1日目。

はじめは少し緊張している様子だった子どもたちも

歓迎会やスタンプラリーを通し、

少しずつ打ち解けてきたようです。

 

交流2日目。

子どもたちは、松井農園に訪れて

りんご狩りを楽しみました。

港町で暮らす田中小学校の

子どもたちのほとんどが、

りんご狩りは初めての経験です。

 

今実っているりんごの種類が

テープの色で区別されていて、

微妙に味わいが異なるりんごを

それぞれ楽しんでいる様子でした。

 

田中小

「初めてです。

やってみて楽しかったし、おいしかった。

(おいしいりんごは見つかりましたか?)

たくさん見つかりました。

ここはすごい坂があったりして、

あっちの富山の方は

そんなに坂が無くて、

違いがわかりました。

(次もし滑川市に

坂の上小のみんなが来てくれたら

どういう所に案内したいですか?)

有名な施設とかを案内したい。」

 

「楽しい。

りんごにも

たくさん種類があることを初めて知りました。

昨日やったスタンプラリーが楽しかった。

長野県の小諸市は山が多い感じがして、

滑川市は海があって山が全然無い感じです。

海とかを案内したい。」

 

引率で訪れた両校の

PTAのメンバーには、

かつてこの交流事業に参加した人もいます。

両校の絆は、長く続く伝統の中で

育まれてきました。

 

田中小

「やはり最初

ちょっと初めて顔を合わせたときは

まだお互い慣れていない感じで

全然しゃべっていなかったんですけれども、

最後のスタンプラリーで

懐古園内の遊園地のときには

もうお互い仲良くなって

2人で行動したりとか、

いろいろ仲良くしている姿が見れて

良かったかなと思います。

今回滑川市から保護者が

6名来ているんですけれども、

そのうちOB・OGが4名いまして、

そのうち過去小学校6年生のときに

小諸交流を体験したのは3名います。

私が小学校6年生のときに

小諸市を訪問したときは、

小諸市外にも

結構行ったりしたんですけれども、

今回のプログラムは

結構小諸市内でいろいろやっているので、

小諸市の魅力を児童のみならず

保護者も体験できたかなと思います。

来年いよいよ50回の

大台になるわけなんですけれども、

ここまで続いた歴史ある交流を

今後も長く全校生徒並びに先生方、

保護者一同で

続けていきたいなと思っております。」

 

2日間を通して、

坂の上小学校と田中小学校の子どもたちは

新たな友情を育むことができたようです。

 

坂の上小

「(りんご狩りはきょうが初めてですか?)

いえ、3年生のときに1回やっていて。

取り方を教えたりしました。

シナノレッドっていうりんごが

おいしかったです。

今のこのりんご狩りが1番楽しいです。

蕎麦とか長野県の有名なものを

もっと教えたいです。

滑川市のかにをまた食べてみたいな。」

 

取り方とか

「こういうりんごがおいしいよ」

って教えられました。

とてもびっくりしていました。

遊園地とりんご狩りが楽しくて、

友達ができて良かったです。

滑川の友達と一緒に

かにを食べたいです。