三井住友海上女子陸上競技部は、

小諸市で毎年高地トレーニング合宿を行っています。

そのチームアドバイザーである土佐礼子さんを講師とした

講演会と、選手によるランニング教室が、

10日(日)に小諸市総合体育館アリーナで行われました。

 

この事業は、小諸市が

子どもたちに様々なアスリートと交流してもらうため、

「アストレこもろ事業」として開催したものです。

 

今年度は、オリンピアンである土佐礼子さんを中心とした

三井住友海上女子陸上競技部による

「ENJOYランニング教室」を実施。

選手9人とスタッフ5人が会場を訪れました。

 

集まったのは、小学3年生から6年生、

中学生も合わせておよそ30人に、その保護者など。

市内のスポーツクラブに所属する子どもたちを中心に、

一般応募で参加している子どもたちもいます。

 

はじめに行われたのは、

三井住友海上女子陸上競技部の

アドバイザーを務める土佐礼子さんの講演会。

土佐さんは、マラソン選手として

2度のオリンピック出場・

2度の世界陸上メダル獲得を果たしています。

 

土佐さんは、輝かしい功績の裏にある厳しい努力を語り、

土佐さんの粘り強い姿勢に

子どもも大人も感銘を受けている様子でした。

 

次に、選手たちの主導のもとランニング教室を実施。

まずはストレッチや陸上の基礎練習をじっくりと行い、

選手たちの身振りを子どもたちは懸命に実践していました。

 

ゲーム形式でランニングを楽しむ場面も。

子どもたちは選手たちと密に交流し、

最後は選手たちのサインなどのプレゼントを

受け取っていました。

 

参加者3人

「6年生です。ちょうど近くのところで

レスリングをやっていて、

でも今日はレスリングが無かったので

こっちに来ました。

しっぽを取ったりしっぽを取れなかったり、

そういうところが良かったです。」

 

「6年生です。しっぽ取りが楽しかったです。

抜いたり抜かれないように

気を付けたりしているところでした。

今後頑張っていきたいことは、

レスリングでいろんなことを

身に付けて大会に優勝することです。」

 

「3年生です。

(今日特に何が楽しかったですか?)

みんなで集まって写真撮影をしたことです。

走り方とかを学んで楽しかったです。」

 

何度もコロナで中止が続き、

ことしついに開催することができた

「アストレこもろ ENJOYランニング教室」。

プロのアスリートと子どもたちが交流できる

貴重な機会となったようです。

 

スポーツ課 佐藤課長

「今回のランニング教室は、

子どもたちとトップアスリートが

スポーツの交流を通じまして、

スポーツの楽しさや魅力というものを

強く感じてもらうための

そういった企画であります。

子どもたちもですね、

始めは緊張していたんですけど、

すごく後半の方は笑顔で。

トップアスリートさんが向かう

ひたむきさであったり、

スポーツの姿勢っていうのを感じたり、

今日で言えば基礎だったり、

基本っていうものを学んだところでありますので、

そういったところがですね、

子どもたちがまた将来

「自分たちもアスリート目指そうかな」という、

そういうきっかけになればいいかなと思っています。

これからもですね、

高峰高原…高地トレーニングをする場所がありますので、

三井住友海上女子陸上部の皆さん以外にも

多くの実業団の方だったり、

トップアスリートの方、

トレーニングに来ておりますので、

そういう方と連携をして

市民の皆さんと一緒にこういった交流の場を

また作っていきたいと思っています。

また、もし可能であれば近いうちに

パラアスリートの皆さんとも

交流ができたらいいなぁ

というふうに思っております。」