懐古園に隣接する鹿嶋神社では、
毎年9月6日に例大祭本祭典を執り行っています。
これを前に、前日の5日には宵祭りの神事が行われ、
氏子の子どもたちが浦安の舞を奉納しました。
鹿嶋神社宵祭りで浦安の舞が奉納されたのは、
4年ぶりとなります。
宵祭りが行われたこの日は、神事を前に、
神社境内で、地元古城区の実業会による
屋台が立ち並び、
訪れた人たちでにぎわいました。
子どもたちの人気を集めていたのは、
鹿嶋名物の「野菜でっぽう」のコーナーです。
当てると景品がもらえるとあって、
子どもたちはみな楽しみながら挑戦していました。
古城実業会富岡会長
「コロナで一時縮小したんですけど、
何とか今年野菜でっぽうを復活させて
伝統の鹿嶋さんの野菜でっぽう。
私が小さい頃も
結構野菜でっぽうってあったんですよ。
ですけども全然見なくなってきて、
今年も作るのに大変だったんですけど
何とかやって復活させました。
コロナ過ぎてですね、
古城区中心に全戸配布でやっているんですけど、
いろいろなところに告知はしているので、
鹿嶋さんの神社9月5日って決まっているので、
曜日関係なくもう毎年この日は
もしよかったらぜひ出かけてください。」
鹿嶋神社の例大祭は、
江戸時代初期からおよそ400年以上に渡って、
五穀豊穣や地域の平穏を祈り続けられてきた
秋の伝統の祭礼です。
コロナ禍で去年まで3年間は神事のみの略式開催に。
ことしは4年ぶりの正式開催となりました。
神事には、神社の氏子である、
本町・田町・六供の「本町側」と
相生町・赤坂・古城・大手の「旧藩側」の
7つの区の氏子総代や祭事委員らおよそ20人が
参列しました。
宵祭りでは疫病退散を祈る
「湯立ての儀」が行われます。
鉄釜で沸かした湯に入れた笹を、神主が振り、
氏子の無病息災を祈願しました。
続いて、
氏子総代らが玉串を捧げて、地域の平穏を祈りました。
神事が終わると、厳かな雰囲気の中、
本町側の小学6年生8人が舞姫に扮し、
浦安の舞を奉納しました。
宵祭りで浦安の舞が奉納されたのは4年ぶり。
子どもたちは、訪れた保護者や参拝客らを前に、
堂々とした様子で雅やかな踊りを見せていました。
田辺総代長
「4年ぶりの開催って懐かしい気がするなと、
逆に子どもの頃に帰ったような
待ちに待ったお祭りだな
というように気がしているんですけどね。
浦安の舞も踊りの形を変えたので
その分別な意味で良いかなと思うんですけど、
とにかくすべて踊りがあるというのは
良いことだなと思います。
実は来年でこちらに移って
75周年になるんですよ。
昭和24年にこちらに
小諸駅の開発だということで
こちらに移ってきて。
ですから来年は75周年記念
というのをやろうかなと思っているんですよね。
440年くらいの歴史がある神社ですので、
おろそかにすると
神様に怒られるかなと思っていますので、
来年は力を入れてやろうかなと思っています。」