ことし3月に20年間に渡る活動を終えた
小諸八重紅枝垂保存会が、
長年に渡る活動の功績が認められ、
このほど長野県都市施設協会から
「都市計画事業功労者表彰」を受賞しました。
表彰を受け、8日(金)には関係者らが
市長を表敬訪問しました。
この日は小諸八重紅枝垂保存会の田中邦幸会長を始め、
会員ら3人が市役所を訪れ、
市長に「都市計画事業功労者表彰」受賞の
報告を行いました。
小諸八重紅枝垂保存会は、
小諸固有の濃いピンク色をした八重咲きの桜
「小諸八重紅枝垂」の保存や普及活動を通して、
後世に残して行こうと、
市民有志が平成15年に設立した団体です。
希望する市民への苗木の頒布や
桜の植樹・剪定などの管理、
桜の里親への育て方指導など、
小諸八重紅枝垂の管理全般を
20年間に渡って行ってきました。
これらの活動により「小諸八重紅枝垂」は
市内を中心におよそ1万本が植樹されています。
また、飯綱山公園は
およそ900本の「小諸八重紅枝垂」を始め、
20種類・およそ1500本の桜が楽しめる
「桜の名所」として
多くの人が訪れるスポットになっています。
この美しい景観を生かそうとこの3月には
民間事業者による新たな施設「スタラス小諸」が
オープンしました。
今回長野県都市施設協会から贈られた
「都市計画事業功労者表彰」は
こうした長年に渡る功績が認められたものです。
小泉市長は保存会の功績を称え、
感謝の気持ちを伝えました。
これまで20年間に渡り活動してきた
小諸八重紅枝垂保存会は
一定の役割を果たしたとしてこの3月に解散。
田中会長は表彰を受け、これまでの思いと
今後へ託す希望をこう話しています。
田中会長
「20年間という中には
本当にいろいろあったわけですけどね、
たまたま小諸八重紅枝垂保存会が
いただいたということですけど、
中身をただしていけば、
市と市民の車の両輪ということでやってきた、
そんな中で市の職員のみなさんは
植樹祭だといえば準備をやってくれたり、
それともう一つ、
市民の中にもこんなに桜を愛する人がいるのかな
というそんなことを感じて
私どもだけじゃなくてそういうみなさんが
いただいたんだなとそんな感じでおります。
これだけの一万本近くのものが
植わっているという
それだけの宝物を小諸市としても
しっかりと守り育てていただきたいな
と思っています。」