クリエイティブの力で地域を盛り上げようと、
東京を中心に
企業のブランド再構築事業などを展開する
WIND.合同会社が、
このほど小諸市に、街の魅力を発信する
拠点スタジオを開設します。
このスタジオの立ち上げに向けスタートした
クラウドファンディングなどに関する記者会見が、
7日(木)市役所で開かれました。
この日の会見にはWind.合同会社の代表、
長谷川風音さんと、
長谷川さんの事業に協力している、
小諸市農ライフアンバサダーの武藤千春さんが出席。
今回の事業について説明しました。
長谷川さんは現在28歳。
2019年にWind.合同会社を設立しました。
企画・制作会社として、
東京を中心に、
大手企業やメーカーなどの映像制作や、
イベント、SNSでの発信による
ブランド再構築事業などを
手掛けています。
2年ほど前から、
小諸を頻繁に訪れるようになった長谷川さん。
多くの市民とふれあう中で、
小諸の街と人にほれ込み、
「小諸をクリエイティブの力で盛り上げたい。」と
この7月に本社機能を小諸市に移転。
市のPRや移住者増加支援、
市内外のクリエイターの育成などを目的に
市内荒町の空き店舗ビルの1階と2階を改修し
スタジオを設立することになりました。
これに伴い、
スタジオ立ち上げ資金を集めるための
クラウドファンディングが
今月5日からスタートしています。
スタジオ1階には
地元企業を対象にした、
インターネットの音声配信
「ポッドキャスト」の番組制作ができる
ラジオブースや
番組制作用の編集室、
ミーティングルームを配置。
2階には、撮影や配信を
行うことができるスタジオを完備。
東信エリアでは初となる
カメラマンのいない
セルフ写真館サービスも展開します。
クラウドファンディングのリターンには、
SNSの活用術が学べる講演会への参加権や
ウェブCMなどの映像制作、
ラジオ番組制作、配信イベント制作などが
用意されています。
クラウドファンディングは10月19日(金)まで実施。
スタジオは11月1日開設予定です。
11月には小諸に完全移住予定の長谷川さん。
都内で請け負っていた事業展開も継続しながら、
小諸のスタジオを拠点に
小諸の新たな活気を生みだしていきたいとしています。
長谷川さんに小諸への移転・移住を決めた理由、
そして小諸での事業の展望について伺いました。
長谷川さん
「僕が断トツで良いなと思ったのが人が面白かった。
すごい丁寧に同じ目線で話してくれることに
感動しちゃってうれしくて、
地元ができたのかなみたいな気持ちになって
徐々にこの人たちいいなというのが続いて、
力になりたいって思ったんです。
農家さんたちと
コミュニケーションをとるようになって、
東京じゃないんですけど、
人が都会的というか、
考え方が都会的で面白いなという印象を受けたので、
そういったポテンシャルの高さ、
農作物もそうですしやっていることの
面白さもそうですし
何でこんなにコンテンツと
魅力がたくさんあるのに
何で知らなかったんだろうと、
研究したら、内向きのイベントが
ものすごく多くて、
魅力的なんだけど全部内向きで、
外に出てこなかったんだと思って。
ってなったらこういう業者がいなかったから
じゃあこういう映像コンテンツにして
デジタルで伝えることをやっていけば
もっとこの街は光るし、
他の人たちもそうだけど
もっと自分たちの表現方法というものが、
今の技術、携帯でもできることたくさんあるので、
ただ知らないだけだから、
それをお伝えするということさえすれば
この街はもっと面白くなるんじゃないかな
と思って小諸の街と組みたいし、
何なら小諸から世界にも
全然行けるなと思ったので、
そこの気持ちの高さというのは
いろんな世代で起きているから
自分も含めて、一緒に。
特に気持ち、ビジネスというよりは
気持ちで入っていって
おいおいそれがみんなで一緒に
仕事が出来たらいいなとは考えています。
本当にエンタメを作りましょうという感じです。
小諸の人で本当に面白いので、
ぜひそういったみなさんの特徴だったり
スペシャリティーというのを
何も気にすることなく言いたいこと言って
たくさん楽しいことを形にしてしゃべって話して、
それをしっかりコンテンツ化して、
デジタル上でみんなが見られるようにして、
より楽しいまちづくりをしていこうよ
とそういったことを
みなさんと一緒にやりたいなと思っています。
ウインド合同会社の長谷川と申します。
2年ほど小諸に通わさせていただいて、
本当に小諸という街と人に本当にぼくは惹かれて、
もともと縁もゆかりもない街でしたが、
この街になにか協力したい。
この街のみなさんと一緒に
何か面白いものを作っていきたいという思いが
かなり強くなりまして、
東京からも会社ごと移転したりして
この街にやってきましたので、
ぜひ皆さんと一緒にワクワクすることだったりとか
形にしていきたいものということを
僕の知見だったりを活用して
うまく利用していただいて、
より面白いまちにできたらな
と思っておりますので、
ぜひみなさまよろしくお願いいたします。」