小諸商業高校と小諸高校を再編統合し、

令和8年に開校予定の小諸新校。

これにあわせ県教育委員会が主催する

第5回ワークショップが、

先月29日(月)に市民交流センターの会議室で

行われました。

 

県教育委員会は、

小諸商業高校と小諸高校を

再編統合する小諸新校を、

令和8年に開校予定です。

 

校名候補は、ことし2月に行われた

小諸新校再編実施計画懇話会で

「長野県小諸義塾高等学校」で固まり、

今後正式決定する予定です。

校地は、小諸商業高校を生かし、

改修・増築する方向で計画が進められています。

 

新校の設計については、

長野県スクールデザインプロジェクト、

通称「NSDプロジェクト」を採用。

これは、現場の教員をはじめ、

学校教育を支える地域の人たちが連携し

学校づくりを進めることで、

学びを軸とした地域発展へつなげることを

目的としています。

 

この一環として、県教育委員会は、

学校教育関係者や地域の人を対象に、

新校の設計について話し合う

ワークショップを定期的に開催。

この日は、第5回となるワークショップが行われ、

小諸商業高校・小諸高校の生徒たちや市民ら

15人が参加しました。

 

ワークショップは、設計委託業者の

西澤奥山小坂森中共同企業体と

株式会社都市機能計画室で構成されるチーム

通称NOKSが進行。

 

今回は、新校を活用した地域連携活動について、

3グループに分かれて議論が交わされました。

 

計画案として作られた新校舎の模型や図面を見ながら、

様々な視点での話し合いが展開されました。

 

「例えばミュージックカフェを開催するというようなことが

地域連携室でできるのではないかという意見がありまして。

例えば、購買のラウンジでドリンクとか

軽食を販売して、下の卓球室で飲食をして

そこでミニコンサートとかを吹き抜けでやっていれば

音が回せたりというのも

あるのではないかという意見も出ました。」

 

参加者は、小諸にできる新たな学びの場を

より良いものにしようと、

期待を込めた様々な意見を交わしている様子でした。

 

参加者

「前回も参加させていただいたんですが、

今まで触れて来なかった地域連携室が

少し具体的にこういう風に

誰がそこにいたほうがいいかとか、

地域の方とどうやって結びつくのかとか

そういうことが具体的に出てきて、

いよいよ新校始まるんだなという気にはなりました。」

 

「新しい学びがどんなふうに

なるのかなということで、

すごくワクワクしています。

最後にNOCKSさんもおっしゃっていたんですけれども、

自分が思っていたこととは

全然違うご意見があったりとか、

そんな考え方があるのかとか

全然全く考えてないような話があって、

とても刺激的ですし、

ぜひそういったご意見を参考にしながら

また学校の方でも新しい発想だったりも含めて、

良い形で作っていければいいなと思っています。」

主催した県教育委員会は、今回出た意見を参考に、

小諸新校の設計を進めていきたいとしています。

 

主催者

「また具体的に出された意見を

ひとつひとつ見させていただいて

学校の方で一体どんな風に使っていくのか

っていうことも考えていただいたり、

実際建物作っていく時に

建築の専門家の観点からも

アドバイスいただいたりしながら、

せっかく皆さんからいただいた意見ですので、

できるだけ生かすように

していけたらなとは思っています。」

 

設計者

「毎回ちょっと思うんですけど、

結構忌憚なくというかプラス面も

マイナス面もすごく冷静にご意見いただけるのと、

普段なかなか自分たちでは

想像できないようなちょっと突飛じゃないですけど、

まあそういったような楽しい案とかも伺えるので、

とても勉強になったなと思います。

結構空間のことを想像されて、

今回ちょっと模型もあったので、

実際に想像されてこういう風に

使えるんじゃないかっていう

面白いご意見とかも頂けたので、

今後うまく設計に

生かしていけたらなと思っています。」