ことしは小諸産ワイン誕生50周年。

それを記念し、ことし小諸市では

様々な関連イベントを企画しています。

企画第1弾として、

小諸のワイナリーや

ワイン用ぶどうの生産者などを集めたワインイベントが

先月27日(土)に停車場ガーデンの

せせらぎの丘で開かれました。

 

「KOMORO WINE DAYS 2023NIGHT」

と題して行われたこの日のワインイベント。

 

近年増えてきた小諸産ワインを

大勢の人に知ってもらうと共に、

小諸産ワインを通して、

小諸の観光を盛り上げようと、

「小諸ワイン委員会」と小諸市が

5年前から開いているものです。

 

この日とその翌日の28日には、

千曲川ワインバレー東地区内の

上田市、東御市、坂城町でも

「千曲川ワインゴーランド」と題した

ワインイベントを開催。

他市のイベントからの回遊を促す狙いもあって、

ことしは初の夕方開催となりました。

 

この日は、小諸市の他に

立科町や千曲市にあるワイナリーや

ワイン用ブドウの生産者による、

15の店舗が出店。

 

過去最多の出店数となり、

入り口には長い行列ができるほど

会場は大盛況となりました。

 

受付では、

市内のワイナリーや生産者のロゴが描かれた

オリジナルワイングラスも販売。

 

各店で好きなワインを1杯300円または500円で

試飲することができます。

 

辛島キャスターリポート

「見てください。

とってもこの黄金色の美しい色が印象的です。

それではさっそくいただきます。

すごくフルーティーな香りが…とっても美味しそうです。

…甘い!実は私、今回が初ワインなのですが、

とっても甘くて飲みやすいです。

お酒の苦みが少なく、

このフルーティーな香りとぴったりな、

甘い飲みやすいワインになっています。」

 

ソラリス信濃リースリングクリオエクストラクションは、

2021年産のワインが世界コンクールで

部門最高賞を受賞する快挙を成し遂げています。

 

これらソラリスシリーズの生産者であり、

小諸産ワインの先駆者として有名なマンズワイン。

生産者目線から、今回のイベントとワインへの思いを伺うと―。

 

生産者

「マンズワイン、

実は今年で小諸にワイナリーを作って50周年なんですね。

当時まだもちろん当社しかなくて、

今世紀に入ってから二つ目のワイナリーができて、

まただんだんとできているので、

そういう意味では、一社だけでやっていた時代からですね、

かなりたくさんの仲間が増えてですね。

小諸のワインというものが日本、

世界に広がっていけばいいなぁと思っていますので。

我々そのパイオニアとしての自負を持ちながら、

小諸でワインを作っていきたいと思っています。」

 

会場では、ワインに合う料理も楽しめるようにと、

市内や近隣地域の飲食店が出店。

各店自慢のガレットやイタリアン、

ファストフードなどがふるまわれました。

 

また、アイルランド音楽の演奏も。

ギターやアコーディオンなどの美しい音色が、

より会場を居心地の良い空間へと演出していました。

 

訪れた人は、小諸産ワインを飲み比べたり、

生産者との会話を楽しんだりと、

小諸の風土が育むワインの魅力に触れているようでした。

 

訪れた人

「ポスター貼ってあったりとか、

その後SNSで調べたりして、

やっているのがわかったので、

今日来てみました。

そうですね…

ヴィンヤードカラリアさんのワイン美味しいです。

「小諸でしたっけここ」っていうぐらい雰囲気がいいので、

とても楽しく飲ませていただいています。」

 

小諸市役所 農林課 髙地陽介さん

「昨年はお昼に開催したんですけれども、

「コモロワインデイズナイト」ということで

夕方から夜にかけての開催で、

かなりいろんな方にですね、

来場いただいていて、

思わぬ反響という感じです。

次回は10月21日の土曜日にですね、

マンズワインさんの小諸ワインのですね、

50周年の記念イベントを予定しています。」

この日は涼しい風に当たりながら

夕日が反射したワインをたしなむ、

例年とはまた異なる雰囲気のイベントとなったようです。