放送法第6条の規定に基づき、放送番組の適正を図るため、
会社の施設区域内に住所を有する学識経験者の方々に審議委員を委嘱し、
審議会を開催して自主放送番組についてご審議いただきました。
【日時】 令和4年3月3日 木曜日 13時30分~
【場所】 Zoom開催(コミュニティテレビこもろ西館 2階会議室)
【出席者】番組審議委員:
甘利庸子(会社経営)
大塚禎三(歯科医師)
荻原加奈子(ダンス教室主宰)
清水隆利(飲食店経営)
栁澤学(小諸市役所総務部長)※50音順
放送事業者:
荻原守 (専務取締役)
後藤理恵(報道制作部部長)
西和成(報道制作部課長)
井部美幸(報道制作部)
【次第】
- 開会
- ㈱コミュニティテレビこもろ専務 荻原守 挨拶
- 議事
(1)前回審議会後の取り組み等について
報告と番組視聴
・「新年おめでとう♪運だめし旅」一部抜粋
・2月放送NEWSより新型コロナ対策
・トライアスロンの第一人者である上田藍選手の強さの秘密に迫る特番
(2) その他 番組に関する要望・提案等
- 次回開催について
- 閉会
3. 議事
(1)審議会後の取り組み等について
後藤 |
|
― 番組視聴 「新年おめでとう♪運だめし旅」・2月放送NEWSより「新型コロナ対策」
特番「向上心に限界はない~トライアスロン上田藍選手 強さの秘密に迫る」 一部抜粋 ―
栁澤委員 | 市の情報発信も分かりやすくまとめていただいた。これからもコミュニティテレビと手を携えながら市の情報発信をしていきたい。連絡を密にとっていきたい。 |
清水委員 | 新春の番組に出演させていただいたが、こんな風にオファーが来るのだとリアルにわかった。正直、急だったが、コミュニティテレビからのお願いということで、夫婦で参加させていただいた。きちんと構成ができていて、出演側へも指導や説明があったので、出演する側としてはとてもやりやすい収録だった。出演することによって、番組への興味が湧き、みんなで見ることができたので、出演側としても、審議員の立場からも、とても楽しい番組だった。親近感も湧き、コミュニティテレビへの興味が湧く番組だった。次回、同じような番組で、軽井沢ではなく、小諸で収録ができたらいいと思う。
トライアスロンの特番は、自分もやっていたので興味がある。コロナの状況でスポーツができないお子さんもいるので、スポーツに対して興味を持っていただくという番組はとても素晴らしいと思った。 |
大塚委員 | 「運だめし旅」はバラエティ色豊かで見ていて楽しかった。清水さんご夫婦も出ていたので、より楽しく見られた。小諸でもあのような番組ができるような場所が出てくるといいなと思った。年末年始に限らず制作していただけると面白い。市で取り組んでいる高地トレーニングを上手く番組の中に取り入れていると感じた。少しでも小諸の商工、インフラの部分をアピールし明るくなれるような番組ができるといい。 |
荻原委員 | 「運だめし旅」は番組表でも目を惹いた。興味が湧いて良い。小諸という部分では上手く取り扱える部分が少ないというのを感じている。ファッションだけでなく他の部分で小諸がアピールされていくのはすごくいいと思う。上田選手の特番については、今部活やスポーツなどすべて中止に近い状況で、子どもたちのモチベーションをどうやってあげたらいいか、指導側は迷っている。上田選手のお話を聞いたり、直接会える場面を提供していただけるのはすごく良い。芦中と小諸高校だったと思うが、小学生にも、直接でなくてもこの番組を見られるような機会を与えていただけたらさらに良い。 |
甘利委員 | 小諸の中に軽井沢のような場所がないのが残念。CTKの番組ではないが、最近くるみそばの紹介をしていて、見ていると無性に食べたくなる。見ている側にインプットされていく。ぜひそのような形で紹介していただければと思う。 |
後藤 | 新年特番はお隣軽井沢を舞台に収録、放送したが、軽井沢にこだわったわけではないが、コーデバトルがあったので、軽井沢にした。、皆さんがおっしゃられた通り、小諸の魅力も伝えられるような企画を考えたい。清水さんご夫妻にはご出演していただきましてありがとうございました。また、コロナ対策につきまして、甘利悠先生にもとてもわかりやすく新型コロナの予防対策についてご説明していただきありがとうございました。今、CTKのYouTubeにもあがっているので、たくさんの方にご覧いただきたい。上田選手の特番については小諸市にご協力いただき、今後小学校にもDVDを配っていただくようになっている。子どもたちに前向きになっていただけるきっかけになっていただければいいと思う。 |
(2)その他 番組に関する要望・提案等
荻原専務 | コロナ禍において地域のイベントがなくなっているので、私どもで皆さんを巻き込んで番組を作っていかないといけないと思っている。みなさんからアドバイスがあればお聞かせください。 |
栁澤委員 | コロナ禍でも前向きにこんな楽しみ方しているよ、こんな生活しているよ、と市民の方に出演していただいて、教えていただくような番組はいかがでしょうか。 |
甘利委員 | コロナ禍が必ずしも悪いことばかりではないので、その中での楽しみ方のご紹介はすごくいいと思う。 |
清水委員 | 子どもやおじいさんおばあさんに市民レポーターをやってもらうのはどうか。巻き込まれた方、家族も興味持つ。モジャさん(井出カメラマン)がいるので、モジャさんが考えた番組があれば面白い。「月曜から夜更かし」は、国民を巻き込んでる楽しい番組なので、そのエッセンスを持っているモジャさんならいい案考えられるのではないか。小諸を調査してわかったことなど。若い方が農業に目を向けているし、小諸市は農業が盛んな地域なので、それに関係する情報があれば興味湧くのではないか。 |
大塚委員 | まず各地区で持ち回りで番組を作るのはどうか。区の紹介や区の面白い行事など。コロナ禍で行われないけれど、こういうことやっているよ、と紹介でもいいのかなと思う。今までアナウンサーが各区を回って面白いトピックスを拾って歩く番組はあったと思う。史跡探訪というような教育長さん巻き込んだ番組もあった。土屋芳美先生に出演していただいての健康ストレッチ番組もある。そういうものに肉付けをして、番組を構成していくのも一つ。区レベルの番組ができたら、そこから個人へ派生していくこともあるのではないか。 |
荻原委員 | 市民レポーターの話があったが、過去にすみれっこがあったときに携わらせてもらった。
すみれっこのメンバーが動物園でエサやり体験をしたり、子どもたちが体験するのはすごくいいと思う。あと、他局さんでは、子どものキャスターにニュースを読んでもらっている。子どもが出るとみる人の層も広がる。その道のオタクのような人を呼んできて面白い番組を作るのもいいと思う。先ほどの番組視聴で、甘利悠先生が出て、コロナのことをお話いただいたが、身近な先生から聞いた話と、テレビだけの話だと、入ってくる部分が違う。身近な先生に色んな場面で登場していただくと入りやすい。 自分自身、昔コミュニティテレビに出演したことがある。英語の番組だったが、生徒役で出ていた。先生が問題を書いて、それを応える形だったが、最後に、英語の番組なのに、俳句を詠んだり、藤村の文章だったり、ひとこと言う。中学生が対象だったが、おじいさんおばあさんが見ていて、「あの俳句のところは良かった」と言われたことを思い出した。家にいてもできることという部分で、そういうものがあると楽しいのかなと思う。 |
荻原専務 | 皆さんのご意見をお聞きして思ったのが、コロナ禍だからではなく、コロナ禍でなくても、会社としてやっていかなければいけない。受け身ではなく前向きに番組づくりをしていかないといけないと反省した。 |
甘利委員 | 荻原専務おっしゃったように、コロナ禍だからではなく、コロナ禍だからこそ、番組を作るコミュニティテレビさんが元気いっぱいに前を向いて、色んなことに挑戦して放送することが、私たち市民の元気につながる。どんどんチャレンジしていきたい。 |
―前回の審議会で新型コロナによる休校情報等について―
後藤 | 前回、学校の休校情報まで踏み込んで放送してほしいとご意見いただいた一方、色んなご意見いただいたが、現状は県の発表の内容で発表している。今かなり陽性者も増えている中で、どういった形の報道が、弊社に対して求めているかお聞かせいただきたい。 |
甘利委員 | 番組を作る立場としてよくわかる。テレビなのであまりできないかもしれないが、もう少し絞った情報があったら、小諸市内の子どもたちを中心とする感染は収まるし、そういうのを発信しているのがないからこそ、みんなコミュニティテレビを見ようとなると思う。 |
大塚委員 | お子さんを抱えているスタッフ多い。学校関連の情報共有はメディアよりはるかに速い。スタッフ同士が共有しているので、県からの発表のものを比べるとよりリアリティがある情報が多い。メディアに関しては個人を守らないといけないので、規制がかかるのはやむを得ない。甘利先生が言うように自衛で守っていくしかない。コミュニティテレビは従来通りでいい。 |
清水委員 | コロナ陽性者の情報は、保育園、スタッフ、お客さんからかなり確実な情報が入ってくる。自分のできることはスタッフや自分たちの子どもを守ること、感染対策をしっかりすることしか今はできない。感染対策する上で情報は欲しいが、一番早かったのが知り合いからの情報だったので、コミュニティテレビは今の状態でもいいと思う。 |
栁澤委員 | 陽性者の情報は、メディアの判断ではない。公表元があって、それを知り得たコミュニティテレビが流すので、どちらかというと社会がコロナとどのように関わっていくかという話になっていると思う。甘利先生のいうようにどこかで変えていかないといけないのかなと思う。 |
荻原委員 | ダンスの講師をやっているので、コロナの情報は教え子のお母さん経由で入ってくる。学校によって情報の出し方も違って、その中でお母さんたちの詮索もある。メディアとしては県や市などの公表に則って報道していくのがいいと思う。そういうところではなく、甘利先生のワクチンのお話などでフォローしていけたらコミュニティテレビとしてはいいのかなと思う。 |
後藤 | 皆さんからご意見いただいて感謝しております。私たちよりお母さんたちの情報の方がはるかに詳しい情報だと思う。荻原委員さんおっしゃったように、そういった中で甘利先生にお話をお聞きしたりフォローできればという意味で企画した部分がある。小諸の学校は未然に感染防ぐために学級閉鎖や休校の措置を取っているとお聞きしている。給食も子どもたちが黙食など取り組んでいるので、逆にそういったしっかり取り組んでいるという側面から私たちが伝えられたらいいのかなと、皆さんのご意見伺って改めて感じた。私たちができる報道、コロナとの付き合い方を変えていくお話もあったが、先ほどいただいた市民を巻き込んで、コロナ禍じゃなくても、コミュニティテレビだからこそできる放送というのを色んな形で取り組んでいけたらなと思う。 |
甘利委員 | メディアがみんなの気持ちを変えていく部分がある。テレビでマスクをしないであちこち歩いていると、みんなマスクしなくていいのだと思ってしまうところに怖さを感じるので、その時々の情勢をよく判断していただいて、今これをやったら危ないという時期には、キャスターの皆さんもマスクをしているところを敢えて見せる。番組制作時には念頭において制作していただけるとありがたい。 |
―YouTubeチャンネルについて―
清水委員 | YouTubeの登録者数は増えたか? |
西 | 現在390人。以前より20人程度増えた。少しずつ増えていっている。再生数を見た時に、だんだん伸びなくなってきている。飽きられてきているのを感じる。1月から色んな方向性を考えながら、コミュニティテレビを知ってもらうのもあるが、小諸市を知ってもらうようなYouTubeチャンネルを作っていった方がいいのか模索している。 |
清水委員 | アナウンサーの方が出ているのが再生回数多いと感じた。 |
西 | キャスターが出た方がいい。間違いない。 |
清水委員 | それを裏切るぐらいの西さんの番組を期待している。以前他の局で、アナウンサーがトライアスロンに挑戦するという番組があったので、ぜひ西さんが挑戦するのも面白い。 |
次回開催について
令和4年10月に予定。
閉会
1時間35分にわたり審議していただき15時05分に閉会。