放送法第6条の規定に基づき、放送番組の適正を図るため、
会社の施設区域内に住所を有する学識経験者の方々に審議委員を委嘱し、
審議会を開催して自主放送番組についてご審議いただきました。

 

【日時】 令和4年10月25日 木曜日 13時30分~

【場所】 コミュニティテレビこもろ西館 2階会議室

 

【出席者】番組審議委員:
甘利庸子(会社経営)
荒木貴志(会社経営)
荻原加奈子(ダンス教室主宰)
清水隆利(飲食店経営)
栁澤学(小諸市役所総務部長)※50音順

 

放送事業者:
荻原守 (専務取締役)
後藤理恵(報道制作部部長)
西和成(報道制作部課長)
井部美幸(報道制作部)

 

【次第】

  1. 開会
  2. ㈱コミュニティテレビこもろ専務 荻原守 挨拶
  3. 議事
    (1)前回審議会後の取り組み等について
    (2)番組視聴

    ・新番組「小諸マリアージュ」

    ・CTKスペシャル「トマトに情熱をかけて~久保産直会若手農家の挑戦~

    ・NEWS特集「愛機とともに自爆した特攻隊長が遺した言葉」ダイジェスト版

    (3)その他 番組に関する要望・提案等

    1. 次回開催について

    閉会

     

     

    3.議事

    (1)審議会後の取り組み等について

    後藤
    • 4月に新卒と社会人経験のある二人のキャスターが入社した。3月に中川が退社。

    現在キャスターは5人態勢。

    • 新人二人には、6月から独り立ちでニュースを担当している。その他、スイーツめぐり企画など、積極的に若さ溢れるフレッシュな企画に取り組んでいる。
    • 新番組として4月から、小諸のワインを様々な角度から紹介する「小諸マリアージュ」が開始。
    • 10月から日本政策金融公庫の取り組みを伝える。「教えて!公庫さーん」という番組が開始。
    • 現在番組のコンテンツ数は15本。県内の他局に比べると多い。
    • 「E3探検隊2」は今年度から長野朝日放送で放送している。毎週日曜日10時55分から「ケーブルテレビのつぼ」という番組の中で、県内の6局持ち回りで放送していただいている。1本ではあるが、全県の皆さんにもご覧いただいている。
    • 8月に、久保産直会という路地トマトの栽培をしている団体の取り組みを追ったドキュメンタリー番組を制作。
    • 3年ぶりとなった健速神社祇園祭の特番制作。
    • 小諸高校吹奏楽部の今年度の取り組みを追ったドキュメンタリーを放送予定。
    • その他、VTR制作の依頼が増えている。

     (2)番組視聴

     「小諸マリアージュ」・「トマトに情熱をかけて~久保産直会若手農家の挑戦~」・

      「愛機とともに自爆した特攻隊長が遺した言葉」ダイジェスト版 

    清水委員 「小諸マリアージュ」は小諸にワイナリー増えてきているのですごくいい。前は料理番組があったが今なくなっていた。ワインだけでなく飲食店を絡めているが素晴らしい。久保産直会のトマトはすごく美味しいトマトなので、特産になればいいと感じた。特攻隊長の特集は、辛い出来事ですがしっかり伝えてもらえるのは有難い。戦争が身近になってきているので、このような番組を大切にしていただきたい。
    栁澤委員 小諸マリアージュ」は小諸が今がワインに力を入れていて、これからもワイナリーができるような中、すごくいい番組。新しいワインの楽しみ方、何と合わせたらいいか知れていい。久保産直会の特集については、小諸のトマトが美味しいということを、新たな特産物を知れて良かった。特攻隊というとなんとなく遠い話かと思ったが、こんなに近くにいて、このようなことが起きていたことにショックを受けた。歴史の1ページを真実として伝えていくのが大事。
    荻原委員 「小諸マリアージュ」は、キャスターが心底美味しそうに飲んでいて、ワイン飲みたい、お店に行こうかなという気持ちになる。興味を引く構成になっている。表現力がすごい。久保産直会のトマトの番組は、普段気づいてない小諸の魅力があるのだなと感じた。特攻隊に関しては、遠い感覚だったが、身近な出来事として、子どもたちに語り伝えていくにはいい番組。
    荒木委員 ワインに特化した番組が今後に必要だなと思うのは、甲府は気温上昇でぶどうがだめになっている。これからは産地がこちらに移行してくるだろうとだいぶ昔に聞いたことがあるので、このような番組は小諸市のアピールにも重要と感じた。特攻隊に関しては、今、学校で総合学習で戦争の話はデリケートであまり言えないと聞いた。身近でもこのような出来事があったというのは、学校とも連携して、総合学習で流せる映像がほしいなと思った。「トマトに情熱をかけて」は一人一人に光をあて番組を作るのはメディアに出た後、声かけてもらったり、ネットワークが広がるのと、励みにもなる。責任感を出るので、一人一人に注目する番組があると、放送のためではなく、その人にとってすごく良い。
    甘利委員 小諸の市民にもっとワインを知ってもらい、外に発信したり、お客様が来たときにお話ができるという意味で「小諸マリアージュ」は面白いと思った。「トマトに情熱をかけて」は荒木さんもおっしゃっていたように撮られる側は責任感を感じて番組をきっかけに大きく成長する。周りの方達もすごく刺激を受ける。3番組ともそれぞれキャスターが適していた。戦争に関しては学校ではなかなか難しいが、コミュニティテレビだからこそ、番組を通じて伝えられる。孫たちにも見せたい。番組が洗練されている。
    後藤 新年度、コロナ禍の中で自分たちでできることはないか考えて、有坂キャスターからの発案で「小諸マリアージュ」が始まった。小諸のワインを広く市民に知ってもらい発信できればとの思いで始めた。今ご意見いただいたことで、やって良かったなと心から思える番組となった。今後も色んな形でワインを専門家の方に選んでいただいたり、ワイン好きの方と語ったり、色んなバージョンを考えて力入れていきたいと思っている。「トマトに情熱をかけて」は久保産直会さんからご依頼いただいたのがきっかけ。ご依頼がなければ、路地栽培でここまでやっている方がいるとは知らなかった。こういう方たちの声があって私たち番組ができたので感謝している。荒木さんと甘利さんおっしゃっていたように、一人を追い続けることで、その人の想いが市民の方により伝わり、その人にとっても何か意味あるものになるのかなと思う。これからもこのような番組に取り組んでいきたい。特攻隊に関しても、佐久市の方でいるんだよということを遺族会の方に情報いただいたのがきっかけ。そのような情報がなければ、この番組も作れなかった。戦後70年の特番を作って7年になる。また特集でできたのは大きな意味があるのかなと思う。コミュニティテレビだからこそ伝えられるものを色んな角度から、バラエティから硬派なものまで色んなものに取り組んでいきたい。
    荻原 私の立場で申し上げれば、会社が存続する上において加入世帯を増やしていくのが使命。一番前線にいる報道制作部の番組が一番のメイン。どんな番組が市民にうけるのか。小諸市内だけの情報で市民は満足しているのかということで、小諸の外に出てみて、外の情報を入れるということをかつてしたが、それはそれで必要だったが、今回見ていただいた番組は小諸の良さ、小諸の中の動きを小諸市民に知っていただくのが大切と感じた。自分が住んでいる小諸にこんないいところがあるというのが、小諸を愛していけることに繋がる。これからもこのような番組を作っていきたい。
    西 大変ですけど、カメラマンの立場からしても、小諸でこのようなことをやっているんだ、と素直にわかったので、カメラマンとしての楽しさは常にある。
    甘利委員 東京から来たときは、最初は溶け込めなかったが、住んでみて、小諸大好きになったのはそんなに遠い時ではなかった。最初のきっかけはコミュニティテレビさんが私の取材をして取り上げてくださった。それを見た方たちから、声をかけていただいて、小諸ってこのように受け入れてくれるんだと思ってそれがきっかけだった。これからも、そのような番組を制作していただきたい。

    (3)その他 番組に関する要望・提案等

    清水委員 小諸は昔から日本酒や、ハードサイダーなど、お酒造り頑張っているので、ワインだけのマリアージュではなく、色んなお酒のマリアージュがあってもいいと思う。飲食店が、この料理にはこのお酒が合いますよ、とマリアージュの進化版して、小諸の美味しいものと美味しいものをPRしていくような番組も面白いのでは。
    栁澤委員 小諸の食はもっとPRしていった方がいいと感じた。美味しいものはまだまだたくさんある。先ほど、トマトの取り組みを見させていただいたが、その方が、次の方へバトンタッチしていくような、繋いでいく番組もいいと思った。農家の皆さん同士、美味しいものを知っているのではないかと思う。
    荻原委員 飲食店とお酒だけではなく、小諸のこのキャベツを使って、このワインと…と、全部が繋がるようにするともっと広がっていくのではないか。あと、学校で教えないことっていう部分で、コミュニティテレビで補っていただければと思う。作って放送して終わりではなく、学校ともうまくやり取りができたらと思う。
    荒木委員 加入世帯増やすというところで、例えば市役所の、防災、災害の情報ということで、市から斡旋はできないのか。
    栁澤委員 エリア的には90%ぐらいはカバーしているのでしょうか。
    荻原専務 私どもも、防災、災害の情報を伝える使命は感じている。今の段階で、このようなことはできるというお話は小諸市とさせていただいている。これから小諸市と続けてこの話をさせていただくようになっている。
    荒木委員 もしそういうことができれば、先ほどおっしゃっていた学校では教えれないことも放送できるかなとか。幅が広げられるのではないかと思った。あと、自分も家庭菜園しているが、そういう方が増えてきていて、「明日霜が降りるからこうした方がいいよ」というような番組があったらいい。子ども向けの番組、あそび心のある番組も。フリコマセンセンジャーが大好きで、あのクオリティはすごいなと思って見ていた。
    甘利委員 加入者を増やすのは大きな課題。小諸の中で何かあった場合には、霜情報もそうだと思うが、テロップだけでも出れば。コロナの感染者も増えてきている。前は小諸の感染者数はコミュニティテレビを見ていたが、今は県内の放送でも言わなくなった。でも情報を的確に知るのは感染予防には大事なこと。時期が来たらテロップでもいいので見られるようになればいい。今は佐久保健所管轄になってしまったのでわからないのですよね?
    栁澤委員 出したくてもわからないのですよね。
    甘利委員 佐久保健所管轄でもいいので、この周辺でどうなのかというのは、いつも知っている必要があるのかな。その中で活動していくことが大事。
    栁澤委員 先ほど荒木委員より、小諸市がもっとコミュニティテレビの加入促進ができないかという話ですが、市としてはコミュニティテレビに出資しているので、ある意味では一心同体。なかなか行政がこの会社のサービスに入ってくださいとは言いにくい。だとすると、市の情報を積極的にコミュニティテレビに提供をして、それによって見ている方が、情報早いね詳しいねと思っていただけるような、そのようなタッグの組み方をしていけたら。
    荒木委員 小原の公民館はテレビもインターネットも繋いでいただいた。定期的に料金かかるがどうするとなったときに、「指定避難場所になっているので緊急時には必要でしょ」という意見が大半だった。指定避難場所として毛布等も配布したならば、情報源として、避難場所にはコミュニティテレビ経由で情報発信するので、繋げましょう、というぐらいでもいいのではないか。
    栁澤委員 「コミュニティテレビで、市の情報がいち早く出ます」というお伝えは重要。

    次回開催について

    令和5年2月または3月に予定。

    閉会

    1時間35分にわたり審議していただき15時05分に閉会。