小諸市では、空き家や空き店舗の再生・利活用に取り組む

「株式会社エンジョイワークス」と協力し、

市内空き店舗への新たな民間事業者の誘致を

「事業者育成型公募事業」として開始しました。

今月18日()には、申込者向けの

研修プログラムが行われました。

 

この事業は、神奈川県鎌倉市にある不動産会社

「株式会社エンジョイワークス」と小諸市が協力し、

小諸駅に近接する空き店舗へ

新たな民間事業者の誘致を行う事業です。

 

去年12月から、

市内空き店舗で事業を行いたい民間事業者を公募。

その結果、6団体から申し込みがあり、

この日は、5団体が研修プログラムへ参加しました。

 

この日の研修は

事業者育成型公募事業の一環として、

応募者へ事業アイデアの構築や

空き店舗の活用などに必要なスキルを

学んでもらおうと行われたものです。

 

午前中は、対象となる物件、4件の見学が行われ、

各物件のオーナーが

建物の特徴や具体的な構造などについて説明。

参加者は見学を通して、

事業のイメージを膨らませている様子でした。

 

午後は、事業検討ワークショップを実施。

参加者らは、3テーブルに分かれて、

事業コンセプトや事業収支計画などについて、

ディスカッションを行いました。

また、テーブルごとに意見発表をする場面も。

 

参加者らは研修を通して、

空き店舗の活用に関する知識を深め、

自身の事業計画をより明確にしている様子でした。

 

参加者

「きょうは、東京から参りました。

田舎は田舎で良いところと課題と

感じているところとあると思うんですけれど。

都会は都会で、やっぱりその逆を感じていたりして、

やっぱり田舎の中で、できることって

すごくあるんじゃないかなって思っていて。

きょうはこういった研修に参加させて頂いて、

勉強しながらなんですけども、すごく意義のある事。

事業として、広がりがあるんじゃないかなと思って

今日は楽しく聴かせて頂いています。

私はですね、もともと、クリエーターさんですとか、

アーティストさんが、販売の販路を広げるですとか。

あとはなかなか一人じゃそういったことが

難しいPRだったりだとか

集客が難しいというところで、

田舎の遊休不動産だったりとか、古民家を活用した、

何かシェアアトリエですとか、

そういったことができないかと思っていたりですとか。

あとはギャラリーですね。

なんですけれども、今回は小諸市の遊休不動産を使わせて頂いて、

何かそういった事業ができないかなということで、

今考えています。」

 

エンジョイワークス 事業企画部 永田さん

「私たち普段、神奈川県鎌倉市の方にいるんですけれども、

全国の街で何かしたいという方のサポートをさせて頂くことが多くて、

この小諸市様においてもやっぱりこう街の課題が出てくるなかで、

一方でポテンシャルもあると。

そのポテンシャルをいかに引き出して、

ポイントを作って、新たな人を呼び込むようなタネを作っていくと。

それが、その種を作っただけで終わらず、

他の人もそこに共鳴して入ってくるとか、

街のもともといた人とも繋がっていくとか、

そういったことがどんどん起きていくと、この小諸の。

今回、駅前中心ですけれども、そこが盛り上がっていって、

このプログラムをきっかけに、

つながった人たち同士が、そういえば、この機会に繋がったよね

というところでどんどん人も繋がって

盛り上がっていくような形になれば一番いいなと思っています。」

 

市役所 都市計画課 清水さん

「今回、実際に申込者の事業計画とかお話を聞かせて頂いて、

皆さん本当に熱心ですし、

またワクワクするような事業を考えていらっしゃって、

ぜひこのプログラムを通して、

さらに磨きをかけてもらいたいっていうのと、

ご縁があれば、小諸市でそのような事業を

スタート出来たらいいなと考えています。」

 

今後、具体的に事業を進めたい応募者は、

オーナーへの提案と条件交渉の機会が与えられ、

ことし夏ごろの開業を目指すということです。

なお、1つの物件に複数事業者から希望があった場合は、

コンペ形式の選考会を実施することとなっています。