次世代の働き方に向けて

新しいスキルを身につけるリスキリング。

このリスキリングについて職員らで学ぼうと、

14日(火)、市役所でリスキリング勉強会が開かれました。

 

時代の変化に対応できる業務や職業に就くため、

新たなスキルを身につける「リスキリング」。

主に、デジタル関連のスキル習得を意味していて

AIやロボット技術の進歩で、

人間の仕事がなくなるといわれる中、

昨今その重要性が話題になっています。

 

こうした時代の流れを受け、

リスキリングへの理解と関心を高めようと、

今回、地域おこし協力隊で、

商工観光課職員の堺大紀さんが勉強会を企画。

この日の午後1時の部には、小泉市長をはじめ、

市役所の部課長らおよそ40人が参加しました。

 

講師を務めたのは、一般社団法人ジャパン・

リスキリング・イニシアチブの代表を務める

後藤宗明さんです。

 

はじめに後藤さんは、

リスキリングとは個人のスキルアップではなく、

組織が従業員に仕事として行ってもらうものだと説明し

リスキリングをする上で組織に求められることを

次のように話しました。

 

「日本企業に起きている課題が

リスキリングに取り組んだにも関わらず、

新しく見に付けたスキルを

現在働いている部署で使う場所がない、

また配置転換もない。

そうすると何が起きるかというと、

新しいスキルを生かしたいと人間思いますので、

転職をしちゃうんですね。

なのでリスキリングをするのであれば

社内の中でスキルの受け皿を作る、

これが非常に重要になります。

そしてリスキリングをした従業員に対して

昇給、昇格で報いる、これが非常に重要です。

従業員が臨むキャリアパスと

会社が臨むリスキリングの方向性を一致させないと、

優秀な若い方から組織を辞めていくということが進んでいくと。」

 

また、民間企業のリスキリングを推進するため、

行政には、

企業への助成金や雇用支援が求められると訴えました。

 

小諸市では、今後、

職員のリスキリングを前向きに検討していきたいとしています。

 

市長

「市民サービスを日本でも一番のものを

提供することを考えた時に

職員のレベルアップというのも非常に重要だと思いますので、

リスキリングを取り入れてというのは、

十分検討の余地はあるのかなと思いましたね。」