今月4日にスキー場がオープンした高峰マウンテンパーク。

この地を拠点にアルペンスキーのオリンピアン湯淺直樹さんが

スキーアカデミーを立ち上げました。

 

アルペンスキーで日本のエースとして活躍してきた湯淺直樹さん。

日本選手でただ一人、冬季オリンピック入賞と

W杯でのメダル獲得を果たしています。

そんな湯浅さんはことし1月、現役引退を発表。

アルペンスキーの後進の育成に力を入れたいと

次のステップに踏み出しました。

 

湯淺さん

「もともとあまり苦手な分野かなと思っていて

あまり考えていなかったのですけれども、

自分がこれまでやってきたことだったり、学んできたこと、

経験してきたことって貴重なのじゃないかっていう風に

少しずつ考えるようになってきて

その貴重な体験をさせていただいた中で

それはやはり伝えていったりとか

それを繋いでいったりとかっていうのが

今後非常に大事なってくるのじゃないかなって自分なりに考えて

20年くらいヨーロッパでずっと活動してきて

ヨーロッパの山の中でスキーを特訓してきた、

訓練してきたっていう形になっていたのですけど

そんな中で非常に似ている、

私が活動してきたヨーロッパの山に標高も高いですし、

2000メートルありますし、風もすごく乾いた風というのですかね、

雪もあまりそんなにどか雪が降らないような、

どか雪が降らないとコンディションが安定するという利点が

スキー場としてはあって、

そういう利点が非常に魅力を感じて

ここでやりたいなという風に感じました。

 

小諸の風土に惹かれ2年前に小諸市へ移住した湯淺さん。

W杯をともに戦った岡田さんと

高峰マウンテンパークを拠点に

「ユアサスノーアカデミー」を立ち上げました。

 

「ユアサスノーアカデミー」は

強くなりたい小学生から大人まで受講可能。

2つの受講コースに分かれ、

湯淺さんと岡田さんが中心となって指導を行います。

 

この日も小学3年生から50歳までの人々が参加し、

湯淺さんのアドバイスに真剣な表情を見せる場面も。

またスキーの楽しさを実感している様子でした。

 

湯淺さん

「30年間追い求めてきた世界1位になる

オリンピックで金メダルをとるとかっていう思い

をですね、私はその現実にできなかったっていう悔しさがあって。

それをなんとか現実にできる選手を育ててみたいっていう思いから

こういう形で指導に携わらせてもらうことになったのですけど、

本当にこの子が見る選手がオリンピックで

活躍してくれたら良いなっていうそういう気持ちでいますし、

何よりもスキーを楽しんでほしい。

私自身がここまで39歳まで現役やっていたのけれども

それまで楽しくずっとやってこれたっていうのは

そもそもスキーが好きだったというのが一番の理由であって

楽しさだったり共有して

「楽しい」って思ってもらえるようになってほしいですね。

小諸市民の皆さまこんにちは。湯浅直樹です。

高峰マウンテンパークで「ユアサスノーアカデミー」

というのを開校させていただくことになりました。

まだ近い将来というわけにはいかないと思うのですけれども、

この地からですね。

オリンピック選手が輩出されることを夢見て

私も精一杯精進して参りますので

ぜひ皆さまにも応援いただいてですね、

地元を盛り上げていって素晴らしい環境になってけば良いな

という風に考えていますので

応援よろしくお願いします。」