ことし3月、市内大手の藤村の井戸跡地に建立された

藤村詩碑「千曲川旅情のうた(二)」。

この度、藤村詩碑建設実行委員会が

この藤村詩碑と建設募金残金を

小諸市に寄付しました。

先週11日(金)には、

市役所で寄付受納式が行われました。

 

この日は

藤村詩碑建設実行委員長の新井良男さん、

副委員長の栁沢惠二さんらが市役所を訪問。

藤村詩碑「千曲川旅情のうた(二)」と

その建設募金残金150万円の目録を寄付しました。

 

藤村詩碑建設実行委員会は

2019年、小諸義塾の会の会員など、

有志によって発足したものです。

県内外から寄付を募るなど

藤村詩碑「千曲川旅情のうた(二)」建立のため、

活動を行ってきました。

今回の寄付を終え、ことし中に解散となります。

 

今回寄付された詩碑は

ちょうど藤村の生誕150年の誕生日にあたる

ことしの3月25日に完成。

詩碑に綴られた詩は

「昨日またかくてありけり」で始まるもので

明治33年に「一小吟」と題して

雑誌「文学」に発表されました。

 

その後、藤村自身によって「千曲川旅情の歌(二)」として

題が改められています。

藤村が小諸時代に住んでいた旧栖地である、

藤村の井戸跡地に建立されました。

 

藤村詩碑建設実行委員会は

この詩碑が小諸の新たな文化遺産となり、

小諸の活性化につながってほしいという思いから

今回、市への寄付を決めました。

 

小泉市長は小諸の新たな名所としていきたいと

感謝の言葉を述べました。

(二)の詩碑が完成したということで

新たな観光名所になることは間違いないしそのことで

街中に回遊がにぎわいが創出されるのかなという風に思います。

 

藤村詩碑建設実行委員会は

今回の寄付金を詩碑の保全や詩碑周辺の整備に

充ててほしいとしています。

 

新井良男実行委員長

「あの詩碑は一と二が対になっているのですね。

一は懐古園に二は藤村井戸のとこーにあるますし。

藤村井戸の詩碑はちょうど懐古園に向かい合っているのですね。

対になっているわけです。

ですから懐古園に訪れた皆さんが街を通って

この旧井戸の二のところへ来て、

そうするとまた人の交流が増えて

街の活性化にもつながるのではないかなと

そんなことを期待しているのですね。」