子どもたちに命をいただく大切さを知ってもらおうと、

(とり)のとさつから解体までを親子で体験するイベントが

18日(日)、文化センターで行われました。

 

「一石四鳥 いのちを頂くわらさ会」と題して行われた

この日のイベントには、

親子連れなど、およそ40人が参加しました。

 

このイベントは、子どもたちに

命をいただく大切さを学んでもらおうと、

小諸商工会議所青年部が企画したものです。

 

第一部では、鶏のとさつから解体までを体験。

今回、軽井沢ヒルトンの元料理長で自ら狩猟も行う

石井まなみシェフを講師に招き、

手順を説明しました。

 

その後、子どもたちも体験。

はじめての解体作業に、

悪戦苦闘しながらも真剣に取り組んでいました。

 

体験した子ども

「いろいろ分からないところもあったけど、

さばくところ初めて見たから、すごいと思った。」

「楽しかった(どのあたりが楽しかった?)皮むいたところ。」

「お肉の解体の時に、お肉の名前がそんなに分からなかったけど、

きょういっぱい知れてよかった。」

 

体験した親

「なかなかこういう体験というのは出来ないので、

子どもにも食を大切にするのは良い経験かなと思って、参加しました。」

「手間がすごくかかるなというのと、

鶏の命をいただくということが非常に緊張しました。」

 

また午後の第2部では、

市内大杭のTEPPAN kitchen PORKEY

バーベキュー交流会が行われ、

鶏料理を楽しみました。

 

企画した青年部では、

今後もこうした食育活動に力を入れていきたいとしています。

 

青年部 高橋拓哉さん

「子どもが昔、絵を描いている頃に、

魚が開いて泳いでいた絵を見たときに、

危機感を感じて、大人が今こういうことができないんじゃないかと。

魚もさばけないし、ましてや鶏とかも

さばくことができないんじゃないかなと思って、

私が体験したのもきっかけでして、

それをこういう体験談をみなさんと共有していたら、

ぜひそれができるならやってみたいねと声が上がりまして、

今回実現しました。意外とみなさん子どもたちが積極的に見ていたのと、

とさつをした時も真剣に命に向き合う姿を見て、

気持ち悪いとかそういう言葉が出るかなと思ったんですけど、

すごく真面目だったのが僕らも感動した印象でしたね。

こういった活動を皆さんの意見も伺いながら、

自分たちが出来る形、仲間とともに

地域貢献していけるようなことを模索していますので、

まだまだ引き出しは持っていますけども、

そこがいつのタイミングで、

どんなときにやれるんだろうというのを練りながら、

商工会の青年部で盛り上げていければなと思っておりますので、

よろしくお願いします。」