小諸市が去年から取り組んでいる

「高原ウエルネスリゾート推進プロジェクト」。

このプロジェクトを支援する

渡辺パイプ株式会社が小諸市へ寄付を行いました。

 

これにあわせ、15日(木)には

市役所で受納式が行われました。

 

この日の受納式には、小泉市長はじめ、

渡辺パイプ株式会社の

渡辺圭祐社長とグループ会社である株式会社アサマリゾートの

柿沼秀明社長、それに業務推進部の

山岸龍平部長が出席しました。

 

市では昨年度から5年計画で、

「高原ウエルネスリゾート推進プロジェクト」を発足。

 

これは、市が掲げる

「小諸版ウエルネスシティ」の実現に向けた取り組みのひとつで、

高峰高原や上信越高原国立公園エリアを

通年型のウエルネスリゾートにしようと

計画されたものです。

 

これに対し、

高峰高原での観光事業などを手掛ける渡辺パイプが、

企業版ふるさと納税を活用してプロジェクトを支援。

 

昨年度から5年間にわたり、

各年度1千万円の寄付を行う計画となっています。

 

ことしも、去年に引き続き、

渡辺パイプから市へ寄付が行われました。

 

受納式でははじめに目録の贈呈が行われ、

受け取った小泉市長は次のように述べました。

 

「人々の暮らしの中で、サードプレイスっていうんですかね。

居場所、また癒される場所、自分に返れる場所っていうのが

非常に重要になってきている昨今ですね。

この高原ウエルネスリゾート推進プロジェクトという大変意味のある。

また、小諸市単独ではなかなかできないもの。

渡辺パイプさんからこういう形でご支援いただくなかで、

官民あげての取り組みということで

大変意味深いものであるなと思っているところであります。」

 

プロジェクトの柱となるのは、

環境に配慮した交通インフラの整備と

雪道の安全対策強化、

また環境配慮型トイレの機能強化などの取り組みです。

 

昨年度は、電動アシスト付きスポーツ自転車

「Eバイク」4台の導入や、

実証実験として路面状況のライブ配信などを実施。

 

今年度は、

浅間山の市営火山館のバイオトイレ修繕工事、

また登山道整備などを行っていく予定としています。

 

市は今後、

高原ウエルネスリゾート推進プロジェクトを

実施するとともに、

ゼロカーボンシティに向けた取り組みも

行っていきたいとしています。

 

小泉市長

「小諸市はですね。高峰高原。

浅間山を中心とした大変大自然に恵まれたリゾート地があるわけですが、

ここ近年非常に魅力が増して

大勢の皆さんが集まってくる場所になってきました。

その反面ですね。まだまだ整備が整わなかったり。

魅力をさらに発信するということに

もっと色々なやり方があるんじゃないかということで。

いろんな考えを巡らしていたんですが。

プロジェクトを推進していくには

民間のご支援をいただきたいということで。

渡辺パイプさんにご協力をいただいて昨年度から

いよいよ取り掛かることができました。

来年度以降ですね。EVカーのステーション、

電気を補給できるような施設っていうのも今後考えていく予定ですので。

このリゾートウェルネスを推進しながら、

小諸市に足らないもの。またそのゼロカーボンに向けた取り組みを

加速させていきたいなと思っています。」

 

渡辺社長

「弊社、本業は建設資材と農業資材の商社をしているんですけれども、

この小諸においてはですね。

もう40年近く、スキー場・ゴルフ場・ホテルの運営もしておりまして。

その中でも今回小諸市様が打ち出された

ウェルネスシティプロジェクトというものに大変共感をいたしまして。

企業版ふるさと納税を通じた寄付を決めました。

小諸の魅力をあげること。

とくに高峰高原というこの自然の豊さですとか、

この施設の美味しいものを含めてですね。

魅力をあげるということにですね。

ぜひ有効に活用していただければなと思っています。」