小諸八幡宮に伝わる八朔相撲の開催を前に、

先週2日()、野岸小学校の2年生が

八幡宮と八朔相撲の歴史を学びました。

 

この日は、野岸小学校2年生の子どもたち53人が

八幡宮を訪れ、八幡宮の成り立ちや

この地に伝わる八朔相撲の歴史を学びました。

 

この取り組みは、

2年生の生活科・地域学習の授業の一環で実施。

 

身近にある八幡宮の歴史を

子どもたちにより深く理解してもらおうと、

野岸小学校の企画で去年から行われています。

 

この日、説明を行ったのは、

八幡宮祭事係ら4人と

こもろ観光ガイド協会の清水季志子さん。

 

まず初めに、

こもろ観光ガイド協会の清水さんから

八幡宮の歴史について説明がありました。

 

「皆さん、小学校のすぐそこに与良に大きい白壁のお家あるの知ってる?

(知ってる!)小山さんのお家ね。知ってる?

あそこ庄屋さんだったんです。そのお宅がここにあったんです。

だけど、仙石秀久がここにどうしても望月からこのお宮、

八幡神社をお連れしたいから庄屋さんのお宅をあちらへ移して、

ここに八幡神社をつくりました。それが1608年。

小諸城の守護神として、小諸のお城を守るための神様をここにご奉納しました。

こちら仙石秀久さん。

この方の鎧がここにありますからまた見せていただきましょうね。」

 

また清水さんは、

この地で伝わる八朔相撲についても次のように説明しました。

 

「戦の神様に喜んでいただくように神様の前でお相撲をすることが始まりました。

これが江戸時代の始まり。仙石秀久が始めました。

そして、これが子ども相撲の土俵です。

普通の土俵と違って日本に1つしかない蛇の目土俵。

2重なんですじゃばらが。本当に珍しい土俵です。

ここで子どもたちが神様に喜んでいただくように9月1日。

本当はついたちのことを八朔っていうのね。

で、八朔相撲が始まりました。」

 

説明のあとには子どもたちから、

拝殿の家紋について、

また神社にまつられている神様について、

質問が挙がる場面も。

清水さんや祭事係からの解説に、

子どもたちはより理解を深めている様子でした。

 

その後、祭事係による案内で、

拝殿と八朔相撲資料館の見学も行われました。

 

普段知ることのできない

八幡宮の歴史を学んだ子どもたちは、

初めて知るたくさんの発見に驚きを見せていました。

 

参加の子ども

「きょうここに来て、こんな昔のものがいっぱいあるんだなと思いました。

今まで中にこういうものがあるのは知らなかったけど、

知れてよかったなと思いました。」

 

吉澤さん

「いろいろね。文化財にも指定されているんで

小さいお子さんに知らしめてだんだん大きくなって

この宮を守って土俵を守っていこうっていう人が

一人でも育てられればいいかなと思います。

いやあするどいですよ。

こう質問してもすぐ返ってくる反応が。

こんなに質問が出るって思わなかったけど、かなりね、

半分以上のお子さんにね、質問攻めにあっちゃって、

困るぐらいだったね。

大きくなって文化を継承していってもらえればと思いました。」