小諸市では、小諸のワイン振興を図るため、

ワイン生産者などでつくる

「小諸ワイン委員会」を平成30年7月に発足。

この活動の一環として、

小諸のワイナリーや

ワイン用ぶどうの生産者を集めたワインイベントが

5月28日(土)に停車場ガーデンで開かれました。

 

「KOMORO WINE DAY 2022春」と題して行われた

この日のワインイベント。

 

近年増えてきた小諸産ワインを

大勢の人に知ってもらうと共に、

小諸産ワインを通して、

小諸の観光を盛り上げようと、

「小諸ワイン委員会」と小諸市が

4年前から開いているものです。

例年秋に開催されていますが、

今回、初の試みとして春に行われました。

 

先月28日と29日には、

「千曲川ワインゴーランド」と題して、

千曲川ワインバレー東地区内の上田市、東御市、坂城町でも

ワインイベントを開催。

今回はその一環としてのイベントにもなります。

 

この日は、小諸市と立科町のワイナリーや

ワイン用ブドウの生産者による、

10の店舗が並びました。

 

各店で好きなワインを1杯300円または500円で

試飲することができます。

どの店にも、

次々と買い求める人が訪れ、

終了時間前に完売する店もあるほど。

 

受付では、

ワイナリーのロゴが描かれた

オリジナルワイングラスも販売。

 

私、渡辺も、

オリジナルワイングラスを購入し、

市内菱平でワイン用ブドウを生産する

ミリ・ボーテの白ワインを頂くことに。

 

渡辺キャスターREPO

「ミリボーテ・シャルドネ2021をいただきます。

透き通ってとってもきれいですね。

ほのかに、ぶどうの甘酸っぱい香りを感じます。

それではいただきます。

小諸の風を感じるようなさわやかな味わいです。

とってもクリアですね。まろやかな甘味を感じるんですが、

しっかりとキリッとした酸味もあって、

甘さと酸味のバランスが絶妙です。おいしいです。」

 

生産者の中根靖さんに、

ブドウづくりに込めた思いを伺うと―。

 

中根さん

「ワインはブドウだけから作りますから、

とにかくいいブドウを作る。それだけですね。

ワイン作りは委託という形で小諸市内、

あるいは東御のワイナリーさんにお願いしているんですけど、

ブドウがいいものがとれれば必ずいいワインができますので、

そういう心がけでやっています。

畑に来ていただければ分かるんですけど、

すごく景色がよくって、作業していて気持ちいい、

きょうもいい風吹いていますけど、

風が吹くっていうのはブドウ栽培にとって大事なことなので、

さわやかな風の中で農作業ができるっていうのは醍醐味ですね。

やっぱりさわやかさと酸味がしっかり残るのが、

小諸のワインの特徴ですので、

そういうのがさわやかな風をイメージさせるんじゃないかと。

畑は今ある広さで完了しているんですけど、

その中でよりいいブドウを作るっていうですね、

品種に関しても今3種類のワインをリリースしているんですが、

ことしからもう1種類増えますので、

4種類、白2種類、赤2種類っていうことで、

それらをより味を磨き上げていくっていうことが目標ですね。」

 

会場では、ワインに合う料理も楽しめるようにと、

市内や近隣地域の飲食店が出店。

各店自慢のパスタやガレットがふるまわれました。

 

また、イベントで購入したワインを1グループ1本に限り、

対象の宿泊施設や飲食店に持ち込める企画も行われ、

訪れた人は、お気に入りのワインを買い求めていました。

 

この日は、

しなの鉄道の「軽井沢―小諸間」「上田―小諸間」が

割引になる

割引往復乗車券の発行や、

スマートカートeggの運行など、

公共交通機関との連携もあり大勢の人が来場。

 

訪れた人は、小諸産ワインを飲み比べたり、

生産者との会話を楽しんだりと、

小諸の風土が育むワインの魅力に触れているようでした。

 

訪れた人

「とってもおいしかったです。

今2杯目なんですけど、全部初めてでした。」

 

「天気も良くて、お花とか景色もきれいで、

出店されているワイナリーもたくさんあってすごく楽しいです。

ぼくはマンズワインがおいしかったです。

リベンタルージュっていうソラリスのがあるんですけど、

すごくおいしかったです。

ここしばらくなかったので、

外で飲めるっていうのはすごく楽しいですね。」

 

 

農林課 佐藤課長

「まずは今回、春というのが初めてやってみました。

これだけみなさん楽しんでいただけたので、

ぜひまた来年も考えたいなと思います。

一番はワインの生産者さんが

協力してくれたというのが大きいのですが、

ワインの魅力に市の中でも都市計画課ですとか、

商工観光課というところが協力をしていただけているので、

今後も魅力としていろんなところで

発信がしていかれるんじゃないかな、

今回が1つポイントになって

もっと広がっていくかなっていう風に期待しています。

高品質なものを作っていただけるようになってきたので、

今度はこれをいろんな人に楽しんでもらったり、

いろんな産業につなげていけると

もっと楽しんでいただけるかなと思っております。

生産者の努力っていうのを

農林課とすれば伝えていきたいなって思いますし、

ワイン委員会として生産者のみなさんと一緒に、

産地としての魅力、ワインの魅力、ワインの楽しみ方

そういったところまで

広げて発信をしていきたいなと思います。」