現在懐古園駐車場入り口前に展示されている

懐かしのSL「C56144」。

このSLが走り終えてから

ことしで50年の節目となることにあわせ、

小諸市では、JR東日本長野支社と共同で、

市民参加型の

SLの本体の塗装プロジェクトを行うことになりました。

 

『SL「C56144」塗装プロジェクト』と銘打ち行われる

この事業。

5月27日(金)に行われた

小諸市の定例記者会見で発表となりました。

 

SL「C56144」は、昭和31年に製造されたもので、

昭和47年12月までJR小海線を走っていました。

35年間に及ぶ小海線での走りを終えて、

昭和48年3月には、

当時の国鉄から小諸市に無償貸与され、

懐古園駐車場入り口に展示されています。

 

「C56144」が小海線での走りを終えてことしで50年。

今回のプロジェクトは

「C56144」の塗装全体が劣化してきていることから

50年の節目に、当時の姿を甦らせようと

小諸市がJR側に提案。

ちょうど、JR東日本の鉄道開業から

150周年の節目にもなることから、

JR東日本長野支社の150周年記念事業と合わせて、

行われることになりました。

 

プロジェクトでは、

塗装などSLの修繕にかかる費用587万6千円を目標額に、

ふるさと納税型のクラウドファンディングで

今月から資金を集める計画です。

 

寄付額を1万円と2万円に分け、

1万円の寄付者には、風穴研究の第一人者で、

鉄道ファンの清水長正さんが、

高校時代に撮影した鉄道写真による

2023年版のカレンダーが。

 

また、2万円の寄付者には、カレンダーに加えて、

JR東日本のポストカードとペーパークラフトが

返礼品として贈られます。

 

さらに、市民も参加できるコースとして、

2万円の寄付者の中から希望する先着100人には、

「C56144」に黒ペンキを一塗りできるプロジェクトに

参加できる権利が贈られます。

市外からの2万円の寄付者は

返礼品か塗装イベントへの参加権、

どちらかを選ぶことが可能です。

 

塗装イベントは懐古園紅葉まつり期間中の

11月19日と20日を予定しているということです。