小諸市内、ことしに入り、

住宅火災が3件、その他火災が2件の、

合わせて5件の火災が発生しています。

被害状況や火災予防の注意点についてお伝えします。

 

小諸市では、ことしに入り、

先月29日現在、5件の火災が発生。

去年1月は1件だったのに比べ増加しています。

 

先月6日には、柏木にある木造2階建ての民家で火災が発生し、

住人の男性1人が死亡しました。

 

7日にも大久保諏訪山にある木造住宅が全焼する火災が発生。

住民が煙を吸って軽傷を負いました。

 

また10日には谷地原区でその火災が発生。

住民が自宅の敷地内で正月飾りを燃やしていたところ、

わらに火が燃え移り、

やけどを負いました。

 

25日にも諸区で住宅火災が発生。

建物内部から出火し、

消防と近隣の消防団員およそ100人が駆け付け

消火作業を行いました。

住宅が半焼し、85歳の女性が軽いやけどを負いました。

 

また28日には平原区でその火災が発生。

たき火で発生した灰を近くの土手に捨てたところ、

火種が残っており、土手の草が燃えたということです。

この火災で被害は出ていません。

 

小諸消防署は、今一度出火の原因となる行動などを避けるよう、

注意を呼び掛けていくとしています。

 

消防署 予防係 藤巻係長

「小諸市内ですね、年末から年始にかけて、

合計6件の火災が発生しております。

6件のうち4件が建物火災、ほか2件はその他火災と言いまして、

下草火災が発生しております。

年末年始にかけて、死者が1名、

負傷者が4名という発生状況でございます。

この寒い時期、ストーブ、暖房器具、

そういったものを使う機会が増えておりますので、

そういった暖房ですとか、

天気とかそういったものから出火が多いとみております。

まずですね、ストーブは燃えやすいものから離れた位置で

使用していただきたいと思います。

またですね、ガスコンロを使うことはあると思うんですが、

そのとき、その場から離れるときは、

必ずガスコンロの火を消していただくと。

どうしても忘れてしまって大変なことになってしまったりしますので、

その辺は注意が必要だと思います。

そして次に、これはもう住宅火災を防ぐという意味で、

住宅用の火災警報器の設置を呼び掛けております。

寝室、または2階のあるお宅は、

2階の階段の上、必ず住宅用警報器をつけていただくということが大事です。

これは自分の命を守るということもありますし、

早く火災を探知する機械ですので、

もし警報器が鳴ったときには、

近所の方が気が付いて早く通報してもらうということもありますので、

ぜひですね、ついてないというお宅は、

つけていただくということでお願いしたいと思います。

またですね、これから2月、3月、だんだん暖かくなってきます。

例年、佐久地域5月にかけてさきほども説明しましたが、

下草火災ですね、空気が乾燥して風にあおられて

土手草など、畑などから出火するという

火災が多数発生する時期でございます。

極力ですね、たき火をしないということでお願いしたいのですが、

どうしてもする場合はですね、

小諸消防署に届け出をいただいて、

気を付けてやっていただくということで、

お願いしたいと思います。」