心臓の難病「拘束型心筋症」を患う

佐久市の小学4年生 中澤維斗くん。

維斗くんがアメリカでの心臓移植手術を受けられるよう

手術などにかかる費用を募る募金活動の支援の環が

広がっています。

今月16日には、市内御影の「ゆみ歯科医院」の駐車場で、

市内の有志らによるチャリティーバザーが行われました。

 

この日のバザーは、「ゆうちゃんを救う会」の活動に賛同する

市内のジャズダンス教室の有志らが企画したものです。

新型コロナウイルス感染防止のため、

ゆみ歯科医院の駐車場を活用して開催。

有志らの呼びかけに応じて市内外から多くの人が訪れ、

衣料品や食料品など、用意されたバザー用品を

買い求めました。

 

維斗くんが患っている50万人に1人の難病「拘束型心筋症」は

心臓が硬くなって動きが悪くなり、

進行すると移植以外に生存が難しい病気です。

 

国内では移植が難しい中、

維斗くんの両親はアメリカでの心臓移植を決意しました。

 

去年11月から維斗くん両親の友人で、

小諸市の小林章子さんらが中心になって

「ゆうちゃんを救う会」を結成。

手術や渡航などにかかる費用2億2700万円を目標に、

募金活動を始めました。

 

コロナ禍による渡航費用の増加などから、

目標金額は2億3700万円に増加となりましたが、

支援の輪は全国にも広がり、

24日現在の募金総額は、目標金額のおよそ9割、

2億1千68万円にまで上っています。

 

この日のバザーでは総額およそ20万円の売り上げとなり、

「ゆうちゃんを救う会」の口座に振り込まれたということです。