県教育委員会は県立高校の「再編・整備計画」の中で、

小諸商業高校と小諸高校を再編対象校としています。

12月23日には、

「小諸新校再編実施計画懇話会」の9回目の会合が、

開かれました。

 

小諸商業高校と小諸高校の再編統合を議論する

「小諸新校再編実施計画懇話会」。

市や産業界、同窓会、PTAの関係者、

それに両校の生徒など25人で構成され、

この日は懇話会のメンバーを始め、

事務局を務める県教育委員会や

各学校の教職員らが出席しました。

 

これまでの懇話会で、

小諸商業高校を新校地として活用することが確定しています。

12月23日に開かれた第9回の懇話会では、

再編実施基本計画の策定に向けた

意見交換が行われました。

 

はじめに、「新校の学びのイメージ」についての提案が行われ、

「学科・教科横断型の学習」「地域と連携した学び」

「本物に触れる学び」を通して、

「課題発見力」や「コミュニケーション能力」を伸ばし、

地域の発展に貢献できる人材を育む学校を

目指すことが決まりました。

 

続いて、開校に向けた諸課題について意見交換が行われ、

設置課程や、開校時期について意見をまとめました。

 

全日制過程は、

普通科・商業科・音楽科を設置し、1学年7学級以上。

また、定時制課程を設置することが考えられるとしています。

 

開校時期については、令和8年度を目指すとしています。

県教育委員会は設計関連業務でおよそ2年、

設計工事関連業務でさらに2年かかるとし、

新校舎の完成は最短で令和7年度末になると説明しました。

 

統合方法については、

新校開校後も小諸・小諸商業の在校生が、

そのまま両校で学び卒業する

年次統合」か、

開校時に在校生が新校に転校する

「一斉統合」とするかで議論が行われ、

「一斉統合」とすることで意見がまとまりました。

 

県教育委員会はこの日の懇話会の意見をもとに

「再編実施基本計画」をまとめ、

来月の県議会定例会に提出する予定です。

再編実施計画懇話会は新校の開校まで継続され、

今後は校地の拡張、校名や校歌、

カリキュラムなどを話し合っていくということです。