ワイン生産者などで作る

ワイン文化を未来へ繋ぐ会では

ことしから地元の子どもたちを対象に

ワイン作り体験を企画しました。

今回その集大成として、

子どもたちが考えたワイン用ボトルのラベルを作ろうと

11日(木)に小諸商業高校で

グループワークを開きました。

 

ことしの春に結成された

市内のワイン生産者などで作る

「ワイン文化を未来へ繋ぐ会」は、

子どもたちに小諸のワイン文化を身近に感じてもらおうと、

生産から販売までを子どもたちが手がける

ワインづくりを企画しました。

 

ことしの4月から小諸商業高校の生徒と

千曲小、野岸小の児童を対象に、

小・高共同活動でのワイン作りを体験。

5つのグループに分かれ、

ワイン用ブドウの苗木の植え付けや、

手入れなどの農作業に取り組んできました。

 

先月はジオヒルズワイナリーのワイン用ブドウの畑を訪れ、

ブドウを収穫。

今回、活動の集大成として、

全2回に渡ってワインの商品化に向けた

ラベル作りを体験しました。

 

この日は、3校の生徒と児童、合わせて36人が参加。

小諸商業高校でグループワークを行いました。

 

先月28日に行われた1回目のグループワークでは

デザインのアイデアを決め、ラベルを作成。

2回目となった今回は、出来上がったデザインをもとに、

プロのデザイナーにアドバイスをもらいながら

デザインを修正していきました。

 

子どもたちは、収穫した時に見たぶどうの様子や、

生産者の優しい表情など、

これまでのワイン作り体験で感じたことをデザインで表現。

その後全員の前で、プレゼンテーションをしました。

 

発表後、子どもたちが自分たちのグループ以外で

良いと思ったデザインに投票。

選ばれたのはこの2つのデザインとなりました。

 

小学生

「発表する時のセリフを考えたり、絵を描くのを頑張りました。」

「色々描いたりするのを頑張りました。」

「高校生は面白いし、優しいし、いっぱいお話してくれて、

とっても楽しかったし、嬉しかったです。」

「優しくしてくれたり、色々してくれて嬉しかったです。」

 

高校生

「小学生の思いと、製造者さんの方の思いを両方含めて、

体験したことも入れて、ラベルを考えました。

小学生と体験できて、とても楽しかったです。」

 

ワイン文化を未来へつなぐ会によると、

子どもたちが生産から携わったワインは

今回選ばれたラベルを張り、

来年5月から6月頃に完成する

予定だということです。

 

ワイン文化を未来へつなぐ会代表 富岡さん

「それぞれ本当に個性があって、

2つ選ぶのが、難しいくらいです。

自分でもこういうデザインはなかなか出ないので、

刺激をもらいましたし、みんなそれぞれ、違った個性だったり、

可能性があって、こっちも企画した側なんですけど、

見ていてすごく楽しかったです。

もし故郷を離れたとしても、

ふるさとにこういう誇れる文化があるんだっていうので、

誇りに思ってもらえるように、

僕らも活動を続けていって、

ワイン文化をより根付かせられるように、

活動していきたいと思います。」