糠地区の区民らが、このほど、「ぬかじ憩いの森」を作り、

今月7日(日)には、植樹祭が行われました。

 

今回の植樹祭は、

糠地地区里山整備利用推進協議会や

糠地生産森林組合、糠地郷蝶の里山会の3団体が主催し、

開かれました。

 

主催した団体のメンバーを中心に、

糠地区民や近隣に住む市民など

およそ70人が集まりました。

 

初めに、糠地地区里山整備利用推進協議会

土屋正一委員長があいさつに立ち、

「ぬかじ憩いの森」について話しました。

 

4年前に発足した糠地地区里山整備利用推進協議会は、

県の里山整備利用地域制度を活用して、

糠地地区の里山の保全活動をしています。

 

「チョウや昆虫の住む里山づくり」や

「観察会、講習会などを行える、楽しめる森づくり」という

コンセプトのもと、

今回、新たに作った「ぬかじ憩いの森」。

新型コロナの影響で、作業が進まず、

2年越しのスタートとなりました。

 

この森には、

エノキやハンノキ、クヌギなどの

チョウが食草とする8種類の広葉樹1万本を

今年度中に植える予定で、

この日は、その内の200本を植えました。

 

参加者

「この植樹祭が開催されることを知って、

糠地の自然にふれたいと思い、参加しました。」

「糠地の広大な自然に触れることができましたし、

この壮大な景色を見て、小諸はなんてすばらしいんだということを知って、

また、植樹祭が開催されたら、参加したいと思いました。」

「僕が大人になるまでの間もここに来てみて、

変化があったら楽しいなと思って。また、ここに来てみたいです。」

「チョウを助けるためです。

(参加してみてどうだった?)面白かった。

(どんなところが?)掘ったりするところとか。」

「家族に誘われて、糠地の自然にかかわりたくて、参加しました。」

「結構、みんなで協力して楽しめてよかったです。」

「掘るときに、ちょっと石とか木が入ってて、

ちょっと大変だったけど、木が植えられてよかったです。」

「糠地って自然豊かなので、自分たちで木を植えられて、

とてもうれしいですし、大人になっても

このようなことに関われたらよいなと思います。」

 

今回植えた木が無事育つと、

今後この森では、

およそ30種類のチョウが観察できるようになると

いうことです。

 

「里山整備利用の利用部分の第一歩のスタートとしまして、

チョウが住む森にしようということで、

保護も兼ねて、皆さんがチョウを観察会や散策などで

自由に歩いてもらって、楽しんでいただける森づくりを目指しています。」

「予定では、もっと進む予定でしたが、

コロナの影響で、昨年は全く進めることができませんでした。

木材が下がりまして、木の干ばつをしても、

売れない状態になっていまいして、

1年間丸っきり、何も出来なくて、

ことしになってやっと木材が上がってきまして。

では、続けて始めようということで。

5年計画でしていましたが、

予定を大幅に縮小しなければならなくなりました。

でも糠地憩いの森だけはなんとか整備に繋げたいということで、

きょうの植樹祭になりました。」

 

「みんなが楽しんで、

この山に入れるというような森を目指していきたいと思います。

きょうは200本植えて頂きました。

そして、この後、1万本の広葉樹のみを植えていきます。

チョウや昆虫が住める森づくりを目指していきます。

皆さんが、楽しんで観察会などをしていただきたいと思いますので、

少しずつですが、皆さんに渡しました

パンフレットのような楽しめる森を作っていきたいと思います。」