ワイン文化を未来へ繋ぐ会では、

子どもたちにワインを小諸の文化として

身近に感じてもらおうと、

小学生向けにワイン用ブドウの収穫体験を12日(火)に

行いました。

 

このイベントは、

ことしの春に結成された

市内のワイン生産者などで作る

ワイン文化を未来へ繋ぐ会が企画したものです。

 

子どもたちにワインを身近に感じてもらおうと、

小諸商業高校の生徒と

千曲小学校、野岸小学校の児童を対象に、

農作業体験を実施。

これまで、ワイン用ブドウの苗木の植え付けや、

手入れに取り組んできました。

 

この日は、千曲小学校の3年生15人が

御牧ケ原にある中棚荘のワイン用ブドウの畑を訪れ、

ぶどうの収穫を体験。

 

収穫の仕方について説明を受けた後、

赤ワインのメルローおよそ80本を収穫していきました。

 

子どもたちは、じっくりとブドウを観察しながら

傷んだ実を取り除くなどして

1房ずつ丁寧に収穫していきました。

 

子ども

「(ワイン用のぶどうを収穫するのは初めてだったかな?)はい。

(とってみてどうでしたか?)

とっても楽しかったです。それにかなり慣れました。

(いっぱい獲れた?)うん。

(今日とったブドウどんな風にワインになってほしいかな?)

おいしいやつになってほしいです。」

 

「大人になったらこのワインのブドウで作れたワインを

飲むことになるので、それが楽しみになって、うれしかったです。

悪いやつは捨てたりしたけど、たくさんいいのがあって、よかったと思いました。」

 

この日収穫したワイン用ぶどうは、

来年5月から6月頃にワインとして完成予定。

今後は、活動の集大成として、

ワインの商品化に向けたラベル作りも体験する予定です。

 

ワイン文化を未来へつなぐ会

「子どもたちに1年間育てたぶどうが最後こういう形になって、

最初は白かったぶどうもね、

こうやって黒くなったっていう変化を見てもらいつつ、

ワイン用ブドウもこんなに甘いんだよっていうのを知ってもらって、

ここからどういうワインになるのかっていうのを見てもらえればと思っています。

この子たちが植えてくれたぶどうを

次の子どもたちに引き継いでいってもらいながら、

そこでできたブドウがワインになって、

ラベルのデザインも考えてもらって、自分たちで販売までするっていう、

全部体験してもらって、

将来的に、栽培は栽培の方、契約農家の方から買った

ブドウで作るワインっていうのもいいと思いますし、

醸造と販売っていうチームで一丸となって

力を合わせて1つのワイナリーを形成していくっていう

新しい形にもなっていくんじゃないかと思うんですよね。

なかなかワイナリーを作っても1代で終わる産業じゃないので、

次の世代にどうやってつないでいくのかっていうのが

今後の課題だと思うので、

いろんな道を子どもたちに示しながら

少しでも興味を持ってもらえればと思います。」