ことしで終戦から76年が経ちます。

大戦での戦没者と

満州開拓で犠牲となった人々の冥福を祈る追悼式が

1日(金)に行われました。

 

小諸市では、先の大戦での小諸市の戦没者と

満州開拓犠牲者の冥福を祈ると共に、

世界の恒久平和を願い、

毎年追悼式を行っています。

 

47回目となることしは、

会場の人権センターに

小諸市遺族会の関係者など、およそ60人が集まりました。

 

市長の式辞に続いて、参列者全員で

戦争の犠牲者に黙とうを捧げました。

 

また、遺族を代表して、

小諸市遺族会の遠山保雄会長が

追悼の言葉を述べました。

 

「最愛の肉親を失われた遺族・遺児にとって

長く厳しく苦しい歳月でありましたが、

国難に順し、肉親であることを誇りに懸命に生活を切りひらいてきました。

今日の平和で安定した生活ができるのは、

国のため、愛する家族のため、身を捨てて戦われ、

犠牲となった方々の尊い存在の祖国発展への思いが

今日の日本の礎となっていることを決して忘れることはできません。

しかしながら、戦争の恐ろしさ、悲しさ、

虚しさを身をもって知る人たちは、年々少なくなりました。

私たちは、毎年、平和公園にて、

平和と戦争をなくことを誓い、追悼を厳粛に行ってきました。

これからも継続してまいります。」

 

式の最後には、参列者による献花が行われました。

 

参列者は

献花台に花を手向けたのち、しっかりと手を合わせ、

改めて、戦争の悲しみや

命の尊さを噛みしめているようでした。