佐久地域振興局としなの鉄道株式会社が企画した

佐久地域の星空や浅間山などをデザインしたラッピング列車

「佐久地域星空トレイン」の出発式が

先月26日(日)に小諸駅で行われました。

 

この日の出発式には、

しなの鉄道の関係者を始め、

来賓や鉄道ファンなどが集まりました。

 

挨拶に立った、佐久地域振興局の高橋功局長は、

佐久地域の美しい星空の魅力について話し、

次のように述べました。

 

「星空をこの地域だけでなく、

多くの方々に知っていただきたいと思いまして、

しなの鉄道様のご協力を頂きまして、今日お披露目になりました、

星空トレインが明日以降運行されることになります。

このトレインは、毎日運行するとともに、

この地域だけでなく、隣の上田地域、長野地域、新潟県まで

運行される列車ということで、

これから発表される愛称とともに愛され、

そして親しまれる列車になって頂きたい。

この列車に描かれた浅間山、八ヶ岳、星空を見に

この地に訪れて頂きたいと思います。」

 

また、しなの鉄道株式会社の春日社長は、

列車の運行による地域貢献について話しました。

挨拶に続いて、公募で決定した列車の愛称が発表されました。

 

全国606件の応募の中から、投票の結果、選ばれたのは、

小諸市在住の小林恵理子さん考案の「」です。

 

「晴星」には、

佐久地域の「晴れ渡る空」や

「きれいな空気」「美しい星」などの意味が込められています。

 

考案者の小林さんは、

「まさか自分の案が選ばれると思わなかった」と話し、

このように述べました。

「孫がすごく、電車が好きで、

いつも土日になるとおじいちゃんと一緒に

小諸の駅や佐久平の駅に行っていますが、

この列車に乗れるんだよ話したら、

とっても喜んでいて、私も幸せな気持ちになりました。

今回は、本当に良い経験をさせて頂きました。

本当にありがとうございました。」

式では、芦原中学校吹奏楽部による演奏も行われました。

芦原中学校吹奏楽部の演奏に合わせ、列車の扉が開くと、

乗車を待ち構えていた利用客らが、

次々と車両に乗り込みました。

 

「佐久地域星空トレイン 晴星」は、

「佐久地域の美しい星空と自然」をPRするため、

佐久地域の星空や浅間山、

八ヶ岳、パラボラアンテナをデザイン。

県内外の多くの観光客に来てもらうことを目的としています。

 

車内には、観光PRの中吊り広告もあります。

 

「佐久地域星空トレイン 晴星」は、

先月27日(月)から、軽井沢駅、妙高高原駅の間で

定期列車として運行しています。