県は先月30日、

新型コロナウイルスが依然、感染拡大している状態として、

今月12日()まで「特別警報Ⅱ」を延長すると

発表しました。

また3日から12日までを

「命と暮らしを救う集中対策期間」とし、

対策を強化していきます。

これに伴い、小諸市では31日緊急対策本部会議を開き、

市内の感染対策方針を決定しました。

 

現在、長野県では感染力の強さや

重症化のしやすさが指摘されているデルタ株が広がり、

予断を許さない状況となっています。

新規感染者数は落ち着いてきていますが、

確保病床使用率や重症者数など、

いまだ深刻な状態が続いています。

 

これを受け、

県は全県に発令していた感染警戒レベルをレベル5、

「特別警報Ⅱ」を今月12日まで延長すると発表しました。

 

また3日から12日までを

「命と暮らしを救う集中対策期間」とすることを発表。

県外への往来や大人数での会食などを控えるよう

対策を強化していきます。

 

これらの県の発表を受け、

小諸市では緊急対策本部会議を開き、対応を協議。

12日までの対策方針を決定しました。

 

12日までの市内公共施設は、原則全て休館。

懐古園は園内の自由散策のみ可能となっています。

また、図書館は本の貸し出し、返却のみ

30分の滞在利用が可能。

閉館時間は午後6時です。

 

市内の学校についてはこれまで通り対面授業を継続。

部活動や行事などについては各学校に

対応を任せる方針です。

 

また県は酒類を提供する飲食店に、

今月8日まで時短営業の要請を延長。

市の緊急経済対策として、

大きな影響を受けた飲食店や事業者には

1事業所につき20万円を支給する方針です。

 

次に市内のイベントについては

浅間国際フォトフェスティバルの屋内展示の一部を閉鎖。

また、今月3日と10日に

こもテラスで開催予定だった

夕市の中止を決定しました。

さらに人権センターで開催予定だった、

子育て相談も中止です。

市では、各区の公民館の利用を停止し、

区のイベントについて開催の検討を呼びかけています。

 

ワクチン接種については予定通り接種を進めていく方針。

今月12日からは妊婦への優先接種を行う予定です。

さらに受験を控えた学生、

また12歳から15歳までの

特別支援を必要とする生徒に関しても

優先的な接種を検討しています。

 

市長

「小諸市の新規陽性者でありますけど、

8月31日までの一週間で、14人となっています。

こちら人口10万人あたり、29,28人ということで、

依然高止まりをしている状態です。

特徴的な部分をお話しますと、

県外由来、特に首都圏の感染者の方が多いということ、

家族内感染が多いということ、年代別で言うと、

10代と40代の方が数多く感染しているというのが特徴であります。」

 

・市としての対応

「県とのこととも絡まって来ますので、

県の方も併せて説明をさせて頂きます。

長野県のほうでは、県内の感染拡大をこれ以上広げないということで

徹底的にこれを抑え込むという意図から、

9月2日までとしていました、小諸市を含む佐久圏域の感染警戒レベルを5のまま、

9月12日まで延長することを決めました。

また9月3日から12日までを、

「命と暮らしを救う集中対策期間」ということで、

対策を強化しまして、県有の施設、

またイベントの中止等を決定しました。

これに合わせて小諸市も、8月31日に、対策本部を開き、

市の施設、またイベントは原則として

県に合わせて閉館またイベントの中止ということを決定いたしました。

例外的に、状況に応じて、公共施設等も開館しているもの、

それからイベント等も感染のリスクが少ないものに関しては、

行うということでやっていますので、

できれば市のHPの方をご確認いただければと思います。

後ですね、9月1日まで飲食店については、

夜8時までは時短営業ということで、お願いをしていたのですが、

やはり先ほどの感染状況を背景に、

9月2日から8日まで時短要請をするということで、

決定しておりますので、

飲食店の皆様にはご協力をいただくようになっております。」

 

・感染防止対策徹底のお願い

「コロナウイルスの感染拡大という中で、

今後、飲食店に対する時短要請と、

一部の事業者に過度の負担を強いるのではなくて、

社会全体で少しずつ負担を分かち合って、

そのみんなの力を寄せ集めて、

この危機を乗り越えていきたいと考えております。

その中で、県または市から次の点について

強く要請をしたいと考えております。

1つは、大人数の皆様が集まる場面、

また人込みを避けて頂く中で、

出来る限り人と会う機会を

普段の半分以下にしていただきたいということ1つあります。

それから2つ目ですが、自宅などでお茶飲み話や普段会わない人との会食は、

この期間12日までは出来る限りしないでいただきたいと思います。

それから3番目です。県境をまたいだ移動、

これは旅行であるとか、家族で東京が家族で帰省するとか、

それからこちら側から県境をまたいだ出張など、

この期間取りやめて頂きたいと思います。

それから4番目です。会話の際はマスクを着用して、

室内または車内の換気を徹底していただきたいということ。

そして5つ目です。体調が悪い時はすぐに医療機関に相談をしていただきたいです。

それから6つ目です。ワクチン未接種の方に関しましては、

接種について今後も検討をして頂き、

出来る限り接種をお願いしたいと思います。

また接種を済まされた方であっても、

感染しないということではありませんので、

かならず感染対策をして頂きたいということであります。

市民の皆様には、感染や重症化を防ぐために、

改めて徹底した感染対策とワクチン接種に

ご協力をお願いしたいというふうに思います。

またあの新型コロナウイルス感染症の拡大、

ワクチン接種に関する差別等のないように、

誹謗中傷せずに一人ひとりが思いやりの心を持って、

支え合いの輪を広げて頂いて、

この難局を乗り越えたいというふうに思いますので、

市民の皆様には引き続き、

ご協力をお願いしたいと思います。よろしくお願い致します。」