浅間南麓こもろ医療センターの研修医を対象にした宿泊研修が

今月23日から26日までの4日間、

小諸消防署で開かれました。

 

この宿泊研修は、こもろ医療センターの研修医を対象に

災害対応や救助方法を学んでもらおうと消防署が企画。

さらに急患など、いざという時に消防署と医療センターが

協力できる関係づくりを目的に行われたものです。

 

この研修は毎年開催されていて、ことしは4人が参加。

1日1人ずつ、当直の消防署員と同じ日程で

24時間、丸一日行われました。

 

研修では、ロープで壁をつたって登ったり、

建物の間をロープで渡ったりするなど、本格的な訓練を実施。

研修医は苦戦しながらも、真剣に取り組んでいました。

 

研修医

「体力的になかなか厳しいところがありました。

普段はこもろ医療センターのほうで研修医をやっていて、

救急を受ける立場なので、その救急車が運ばれてくるまでのことについては、

全然見たことがなかったんですけれども、

今日どのようにして救急隊の方が調整を行って各病院と連絡を取ったりして、

いろんなこと考えたりしてやっていらっしゃるということが

実際生で見ることが出来て、

そこが一番勉強になったかなと思います。」

 

また夕方には、署員とともに夕飯づくりも体験。

この日はカツと中華スープを作り、

料理と食事を通して、親睦を深めていました。

 

小諸消防署では、こうした研修を通して2者間でつながりを作り

迅速に協力できる体制を

整えていきたいとしています。

 

山本署長

「こもろ医療センターと救急隊の、

顔の見える関係作りの構築というところで、

救急活動が円滑に行われるところで、

市民の安心安全により繋がっていければなというようなところが

一番大きな目的ではないかなと感じております。

普段やはり、先生方は火災現場に出たりですとかね、

救助訓練を行うとか、放水訓練を行うとかですね、

消防のことは、あまり体験したことがないというような状況がありますので、

それを体験していただくことによって、

非常に大変ためになったですとか、

今後の救急医療に繋げていけるとか、

そういうご意見を頂いておりますので、

非常に良い研修の機会ではないかなというふうに思っております。」