小諸市の助成金を活用した事業として、

このほど、飼い主のいない猫の不妊・去勢手術が

15日(木)、耳取公民館で行われました。

 

小諸市では、

捨て猫などの野良猫が増えたことにより

環境被害が発生しています。

 

市は、その対策として、

飼い主のいない猫の不妊・去勢手術費を

クラウドファンディングで募りました。

 

今回、そこで集まった資金、300万円の一部を

野良猫による被害が増えている耳取区で活用。

上田市のNPO法人

「一匹でも犬・ねこを救う会」のメンバーや

医師など参加者10人が

不妊・去勢手術を行いました。

 

この日は、

公民館の1階と外全体を使用し、

前日に捕獲していた31匹の猫の手術を実施。

 

手術を終えた猫は、耳先をV字にカットし、

元居た場所へ戻します。

 

参加者らは、真剣な様子で手術を行っていました。

 

ボランティアの方

「小諸市の野良猫が多くて、苦情やえさくれの問題、

糞尿被害の問題とか色々あるので、

自分でも保護猫をしていて、やっぱり生き物だから、

地域のみんなで考えていかないといけないと思いました。

私は、小諸市で生まれて小諸市で育ったから、

自分の街を上田市から来てくれているボランティアさんではなく、

自分の力で協力出来ればなと思い、参加させて頂いています。

本当に小諸市は、野良猫が多いので、

地域猫という形でTNR、手術も小諸市の補助金でできますので、

ぜひ全地域でこれから進めていきたいと思っていますので、

ご協力お願い致します。

何かあれば、市役所や佐久の保健所に連絡していただければ、

こちらも体制が取れますので、よろしくお願いいたします。」

 

NPO法人「一匹でも犬・ねこを救う会」

ボランティア 松井ルミさん

「地域住民の方から猫が増えすぎてしまったことによって、

糞尿被害ですとか、畑を荒らすとか、

花壇を荒らされてしまうとか、

そういった問題がこの地域で起こっていて、その解決策として、

これ以上猫を増やさないということで、繁殖制限をする。

ごはんをあげてくださっている皆さんには引き続きお願いはしますが、

決まった時間でお願いします。

外の猫用の外トイレの設置を皆さんにお願いして、

問題の解決につながるように活動しようと思って、こちらに参りました。

ここの地域の住民の皆さんがすごく協力的で、

猫の捕獲ですとか、運搬にすごく協力をしていただいて、

地域がらみ活動しているという、とても模範となる地域だと思いました。

こういうトラブルとか問題、

苦情はいたるところであると思いますが、

その解決策としてあるのがこの地域猫TNRです。

それが、各地に広まっていってくれて、

地域住民の皆さんが、一丸となって、

皆さんで対策を進められるようになるのが私の願いです。」

 

このNPO法人では、

今後も市内各区で同様の活動を行いたいとしています。